テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:中年男のためいき・・・
7月18日から20日にかけては台風6号によって高知が、7月28日から30日にかけては、新潟と福島が相次いで記録的な豪雨に見舞われた。 新潟と福島の両県で降った雨量は、多い所で30日までの72時間で700ミリに達したそうで、平成16年の新潟福島豪雨を上回ったそうだ。 28日以降に、記録的短時間大雨情報というのが出された回数も、両県で合計32回と、最多記録の更新した。 気象庁の観測では、7月30日朝までの24時間の雨量は、福島の只見町で527ミリ、新潟の加茂市では473.5ミリだったそうで、それぞれ観測史上最多記録となった。 ちなみに、7月30日正午までに観測された72時間の最大値は只見町で700ミリ、新潟加茂市は623ミリ。 いずれの地域でも、すでに7月の月間雨量の2倍を超えていたそうだ。 あまり思い出したくはないが... 砂自身、阪神大震災のときに住む所も家財道具も、お金も、仲間も、友人も失くしたし失業もした。 さらに、平成16年の豪雨でも被害に遭って大怪我をしたし、家財道具も、クルマも、職場もなくして、またしても一時失業した。 振り返っても当時は本当に悲惨だった。 暗黒時代だったよ... だからという訳じゃないけど、東日本大震災、そして今回の豪雨の被害に遭われた新潟と福島の人たちが気の毒でならない。 砂が子供の頃には、こんな過激な大雨は数年に一度ぐらいしかなかったと記憶してる。 地震だって、今ほど頻繁じゃなかったよね。 この十数年、世界中で気候が変わってきたのを実感するんだ。 とくに、短時間に大雨が降ったときにだけ目にしてた記録的短時間大雨情報も、ここ数年は、毎年のように報じられるし、テレビで番組を観ている最中にも、地震速報のスーパーが画面に流れるのも、すっかり日常風景になってしまったよね。 多い少ないとか、規模は別にして、日本に暮らしてる砂たちと同じように、世界中の色んな街で色んな人が暮らして、働いて、みんなお金を稼いで生きてる。 ある国では、熱波と干ばつ... ある国では、大雨と洪水... ある国では異常低温と大寒波... またある地域では地震や津波... 最近の地球は災害だらけだよね。 地球は、確実におかしくなっていると思う。 もしも毎年、押し寄せる台風が、どんどん巨大化していったら...? 毎年、世界中の農地で作物がまともに収穫できなくなったら...? 毎年、大雨でクルマが流されて買い替えないといけなかったら...? 毎年、洪水で家が流されて修理や建て替えが必要になったら...? 二年に一度でも、災害で職場が倒壊して失業するようになったら...? 頻繁に起きる災害の度に、家族や知人の誰かを亡くして、住むところも財産もなくなって、あちこちの街が瓦礫の山になって食料も助けもない、困難な状況に陥ってしまうようになったら...? 何度もこんな繰り返しをしてたら、どんなに働き者でも限界がきてしまうし、挫折してしまうよ。 だいいち、村も町も都市も国家すら存続できなくなってしまうと思う。 こんなに、ボロボロになった地球で、人間はいつまで生きていけるんだろうか? 今のうちに、世界中の人が考えて、知恵を出し合って、できる事ってまだまだあるんじゃないだろうか? とりあえず、災害は先進国とか途上国とか選んでくれないんだ。 エゴよりエコ... 世界中の人が少々の不便を感じても、なんとかエコにシフトしないといけない。 人類の営みは、とっくに地球の自然回復力を超えてしまってる。 小さな地球の中で、仲間割れしてる場合じゃないよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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