カテゴリ:自分らしい暮らし
花の命は様々で、寿命の長い花もあれば、たった一日だけ咲く花もある。 人の命も、長くもあれば短くもある。それもまた、自分に与えられた天寿だ。 どうせこの世に咲くのなら、美しく咲きたいと願うのは花も人も同じこと。 一つの彼岸花は、秋の日差しの中でわずか七日あまりの命を懸命に咲く。 ただ一度、この世に生まれ、限られた命の尽きるその日まで真っ直ぐに... せめて精一杯、自分らしい花を咲かせて、散り際は見事に潔くありたい。 最近の砂は、死に際にこそ人の価値が生まれると強く思うようになった。 彼岸花のカーブを描く鋭利な花びらは、怪しげであり儚くもあり美しい。 今朝見た花は、収穫がはじまった田畑の畦に、真紅が一際映えていた。 終わりを知りながら、それでも燃えようとするような... まるで情念を思わせる赤だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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