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2011.10.22
カテゴリ：独りの時間
 一つの仕事は一段落したけど、気持ちは秋空のようには晴れない。 その秋空だって、二週続けて雨模様だけど...（苦笑） 昨日納品を済ませ、クライアントに評価されたけど、自分の心は未消化のまま。 内部の問題で時間を無駄にしてしまい、納期を優先して妥協したからだ。 昨夜は一人で呑んだけど、それでもモヤモヤは拭い去れなかった。 週明けからは、また新しい難問に取り組む。心の調整が必要だった。 仕事を除けば言葉を発せず、一人で過す時間が恐ろしく長い。 月曜から金曜までの時間が、求められ、社会と自分が繋がっている唯一の時間。 休日に、ＴＶとＤＶＤレコーダーが壊れると、不安がたちまち絶望へと変わる。（笑） 音があって、賑やかなのは歓迎だけど... 金曜の夜から、強風と雨に降り込められ、夜半から雷鳴と稲光のオプションもついた。 一日の時間の流れは待ってくれないし、季節の巡りだって同じこと。 人生は、留まっていてもただ命を削るのみ。思い立ったが吉日？ 可能性があれば、人は喜んでリスクを選択する。 ほんのわずかな雨の止み間を狙って、痛む足でバイクにまたがった。 高速道路の濡れた路面に、時折タイヤをもってかれそうになりながら、 時速100キロで激しい横風に抗った。 想いというのは、"行動"を伴えば叶うもので、今年も恋焦がれていた花に出会えた。 釣鐘人参(つりがねにんじん)は、キキョウ科 ツリガネニンジン属の多年草。 薄紫の花が、うつむいて咲く姿が堪らなく愛らしく、抱きしめたくなる。 だけど、抱きしめれば折れてしまうから、そこは大人として我慢我慢。（笑） 仕事用のニコンは濡らす訳にはいかないから、防水カメラを取り出した。 だが、運命の女神はいつも微笑むとは限らない。バッテリーが切れてた...(涙) 執念深く、諦めないのが砂天狗のチャームポイント。 カメラからバッテリーを引き抜いて、雨に震えながら一時間放置して、 再び、カメラにバッテリーを装填。たった一度きりのチャンスに賭けた。 往生際の悪い男には、女神も根負けする。嫌々ながら微笑んだらしい。（笑） ときに、神は見返りを求める。 釣鐘人参と引き換えに、女神は"風邪"を与えたようだ。（笑） 帰り道、大粒の雨と強風の熱烈大歓迎を受けながら戻った。気のせいか熱っぽい。 冬に備えて、せっかくインフルエンザの予防注射をしたというのに...         お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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