カテゴリ:独りの時間
砂は、花の名前を漢字表記で書くことが多いけど... 漢字で書くと、どんな植物か見当もつかなくなる花も少なくない。 でも、こんな風に書く人はあまりいないから、できるだけきちんと調べて書いてる。 一つ伝えておくと、砂は野生の草花には惹かれるけど、 花壇の花にはあまり関心が持てないし、園芸種の名はあまり知らない。 小さい頃の経験なのか、それはよく解らない... だけど、今でも夕暮れ時にこの草の花穂を目にすると、何故か急に淋しくなる。 理由は、本当に解らないけど切ない気持ちになるんだ。 それなのに、この草に惹かれて、つい見とれてしまうのは何故だろう。 どんな記憶が、そんな感情にさせるのか... よく遊んだ草なのに。 秋乃狗尾草(あきのえのころぐさ)の和名は、"秋の犬の尻尾みたいな草"という意味で、 そのまま和名になったそうだ。これに、子犬がじゃれつくからだとか、 そんな説もあるらしいが定かじゃない。 地方によれば、"猫じゃらし"という通称でも呼ばれるけど、見た目も納得するね。 秋乃狗尾草は、都会の道端でも、空き地でも田舎の畦道でも... とにかく、日本全国の街や朝鮮、中国、サハリンなどすごく広い範囲で見られる。 イネ科 エノコログサ属の一年草で、同じ仲間の狗尾草(えのころぐさ)より大きくて、 草丈は1メートル近くになるし、狗尾草の方は夏に咲き終わってしまう。 尻尾にも見える秋乃狗尾草の穂は、刺毛が生えている。 この刺毛には、緑色のものと紫っぽいのと二通りあるようだ。 砂が、夕暮れ時に見ていて切なくなるのは、いつも紫のものだったと思う。 長いこと生きてると、野原で見る花にも色んな想い出ができるものだね... 熱は38.6℃と、とくにデスクワークには問題ないけど、頭と喉が痛いし、 テンションは必然的に下がるね。たぶん。(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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