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ないものねだり

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2011.11.30
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テーマ:ココロ(1186)
カテゴリ:独りの時間
(中ノ島公会堂 砂浮琴撮影)



人生を季節に喩えたなら


春節の頃の朝日が誕生で 桜の春は思春期


百花香る皐月の空を楽しみ


初夏の雨に憂いを味わい


渚の夏を謳歌して


晩夏の青年期を経て 実りの秋を迎え


そして命の終焉は


ある厳冬の日没頃...




人は不思議に思ったり、疑うかも知れないけど...
砂は、子供の頃からというものをちゃんと理解していて、
人の一生をこんな風に季節のようにイメージしていた。


4才頃、人の気配のない離れに独りで寝起きしていいて、
暗闇がとてつもなく恐ろしく、障子が薄青に染まる夜明けまで、
目をつむって眠ることが出来ず、朝になって眠りに就き、
夜は月明かりを拠り所にして震えながら過した。


死を、また少し別の形で、身近に感じるようになったのは最近のこと。
4年前に入院と手術を経験したときだった。


人生と言う時間は、立ち止まって考えるには余りに短く、
その道程は、躊躇して留まるには余りにも長過ぎるもの。


人生の時間軸には"タイミング"があり、幾つもの"選択肢"によっては分かれる。 
タイミング次第で、運命は変わり、選んだ道によって行き着く場所すら変わる。


クリスマスの夜、家族と賑やかに食卓を囲む人もいれば、
働き詰めに働いて、独りカップ麺をすする人もいる...


それでも、人の価値に何ら差はなく、タイミングと選んだ道の違いのみ。
先週、病身の友人を最後に見舞ったときにも、二人でそんな話をしていた。



臨終に際して、友人は何を思っただろう...
何を感じただろう... 何を目にしただろう...


一昨日は、そんなことも思いながら亡き友人を見送り、彼のために影酒盃を用意して、
昔を偲んで独り呑んだよ。















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Last updated  2011.11.30 22:12:40
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