テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:独りの時間
仕事を終えて3時間ほど、神戸のあちこちを独りで歩いて巡ってみた。 一人ずつ、友人や仕事仲間たちの名前をつぶやきながら... 神戸の町並みは、綺麗なビルがいっぱい建ち並んで美しく生まれ変わった。 そう... 街の外観は以前と比較にならないほど綺麗になった。 だけど、人と人の結びつきは薄れ、神戸の街は中身まで変わったのを感じる。 仲間と集い、照れ笑いしながら互いの夢を語った神戸の街はもうないんだ。 1.17を境に大勢の"神戸っ子"は街を去り、昔ながらの結びつきは薄れた。 だけど、東北の地震を機に、神戸市民の感情は再び変わりつつある。 今年、震災犠牲者を悼む竹灯篭には、「絆」という文字をよく目にした。 東北の惨状を目にして、色んな記憶が甦った。 封印した辛い記憶とともに、助け合い、励まし合った記憶も甦ったに違いない。 誰かと繋がっていることを、心の支えにする人が増えたことは喜ばしい。 恐らく今この瞬間、神戸と東北の人々は世界で一番、命の尊さを知っているとも思う。 今夜は、六甲おろしで知られる港の夜風も、少し温かく感じた... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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