テーマ:詩&物語の或る風景(1048)
カテゴリ:砂の心の歌
エディット・ピアフの『愛の賛歌』は、砂の昔からのお気に入りの一つで、 深夜に一人静かに聴いている曲だ。 この歌の歌詞は、最愛の恋人だったマルセル・セルダンが、 飛行機事故で亡くなったのを悼んで作られたといわれ続けてきたが、 後にセルダンの生前に書かれたであることが判明している。 二人は誰もが知る相思相愛の仲ではあったけど、妻のいるセルダンとの恋に、 終止符を打つ決心のために書いたとも考えられている。 1950年5月2日にレコーディングされ、彼女の代表曲となった。 愛の賛歌は人気を集め、ピアフの後も様々な歌手に歌い継がれ、 ピアフのトリビュート・アルバムでは、カナダのロック歌手コリー・ハートが、 ケベックでは歌手ニコール・マルタンが1976年にアルバムの表題曲にしてヒットし、 アメリカのジョシュ・グローバンもフランス語で歌っている。 歌というものは厄介なもので、時に心に共鳴するものだ。 砂はこの曲を聴くたびに、何故か涙がこみ上げるときがある。 この歌を歌うときのピアフの心境が伝わってくるような気がして... 人に自分の内面を見透かされるような気もして... 砂も、人前では聴けない曲だな。(笑) ピアフは、自ら書いたこの歌を、どんな心境で歌っていたのだろう。 想像を絶する深い哀しみ?誓い?喪失感?それとも彼女の祈りだろうか。 もし機会があったら、『愛の賛歌』を聴いてみて欲しい。 ピアフのあの歌声で。世界で最も魅力的なハスキーヴォイスで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.07 22:20:57
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