テーマ:ココロ(1186)
カテゴリ:中年男のためいき・・・
十七世紀の英国の詩人、ロバート・ヘリックの詩の一説には、 ギリシャ神話のヴィーナスと、菫(すみれ)の花にまつわる逸話が綴られている。 遥か昔、菫の花は紫色ではなく白色だったそうだ。 あるとき、ヴィーナスは傍らで遊ぶ息子のキューピッドに何気なく聞いてみた。 「息子よ... このわたしと菫とでは、どちらの方が美しい」と... すると、空気を読めないキューピッドは平然と菫の方が美しいと答えた。 それを聞いたヴィーナスは烈火の如く怒り、何度も菫を叩きのめした。 叩かれた白い菫は、たちまち紫色になってしまったという。 十九世紀初頭に書かれた、グリム童話に登場する嫉妬深い王妃は、 このギリシャ神話のヴィーナスを引用したものだと砂は思う。 女の嫉妬は、花を叩きのめせば、幼女をリンゴで殺そうともする。 女の嫉妬って、とにかく怖いものだね。(笑) 昨日、悪天候でR子と 新神戸までは出かけたけど新幹線が運休し、クライアントからは、 今日は勘弁してくださいと。 このところ、エリカの仕事は順調で、R子はアクシデント続き。 プレゼンの失敗やドタキャン続きが、かなり堪えていたんだろう。 仲良しの親友でも、仕事だとライバル? これも嫉妬の一つだろうか? 滅多に感情を見せる子じゃないのに、泣き出した。(理解不能) スーツ姿のおやじと若いスタッフ... そして混雑する駅舎... 明らかに、周囲の好奇心を満たすシチュエーションだ。 何とか早くなだめたいところ...(汗) 「頼む!泣き止め」と小声でいうと、火に油を注いだ。(大汗) 試しに、「気晴らしにケーキバイキング行こうよ♪」と提案した。 「ほんとボス?」効果は絶大だった。 クライアントと山陽新幹線は恨まないけど、出費は税込み3,150円也。 だけど、公衆の面前で泣かれ続けるよりマシだ。(苦笑) とにかく、嵐は過ぎ去った... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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