|
|
|
2012.04.05
カテゴリ：エロっぽい雑学
 世の中には、不思議な話があるもんだよ... 英国には、152才まで生きた男の伝説が残されている。 152才と聞くと、普通、誰もが疑ってしまうよね。 十五世紀末から十七世紀初頭までの時代、前半は英国の戦乱期だったし、 事実、教区ごとに住民登録が行なわれはじめたのは1540年からだし、 当時の文盲率を考慮すれば、公文書で確認するのは難しいと思える。 ところがこの男の場合は、ほかに証明する方法あった。 その一つは軍隊の記録で、もう一つが小作地の借地契約書。 英国は諸侯の領地が大半を占めており、借地契約は不可欠。 領主との間に交わす借地契約は、法によって厳格に定められていた。 男は、1518年実父の死後、35才のときに４年残っていた契約を引継いで、 1522年、39才ときに男の名義で最初の借地契約が交わされている。 領主ルイス･ポーターとの間で、21年毎に契約更新という約束だった。 二度目の更新は、1543年60才のとき、領主は息子のジョン･ポーターと。 三度目の更新は、1564年81才のとき、領主はジョン･ポーターと。 四度目の更新は、1585年102才のとき、領主はヒュー･ポーターと。 そして、五度目の1606年123才での更新のとき、領主のジョン･ポーター２世は、 男に、今後は50年間かまたは終生という条件で契約更新をしているんだ。 だから、信じられないことだけどこれは現実のお話... 男は、1500年に陸軍に所属したあと父を継いで農夫となった。 驚くことに、男は80才のときにはじめての結婚をして、二児を設けた。 1595年112才で妻を亡くし、十年後122才で近隣の娘アンソニーと再婚する。  （先斗町 砂浮琴撮影） そんな元気な男は、絶倫ゆえに信じられない事件も起こしている。 スキャンダルは1588年、男が"105才"のときだった... いつものように、男が散歩していると、美女と評判の村娘キャサリンがいた。 娘の尻を見た途端、男はムラムラした衝動を抑えきれずにオイタをしてしまい、 事もあろうか妊娠させて私生児を生ませたんだ。 男のオイタは直ぐにバレて、男はアルバーバリー教会に連行され、 大勢の公衆の面前で白衣を着せられ懺悔を強いられた。 その後、記録によれば、男は130才になっても農作業をしていると、 その地方で有名だったようだ。 その間、英国では、エドワード4世、エドワード5世、リチャード3世、 ヘンリー7世、ヘンリー8世、エドワード6世、メアリー女王と王家は続いて、 独身を通したエリザベスが亡くなり、スコットランドとイングランドが連合、 現在の英国の土台が形づくられ、チャールズ１世の時代に入った頃。 日本の歴史年表に照らすと、室町時代の足利義政から足利八代将軍、信長、 本能寺の変を経て、太閤秀吉、関が原の合戦、徳川家康の江戸開府、二代秀忠、 そして三代将軍家光までと、ドラマチックな時代を生きたことになる。  やがて、この長寿の男の存在は、イングランド中に知れ渡るようになり、 男の肖像はルーベンスやヴァン･ダイクの絵画にも描かれて現存するそうだ。 1635年、トーマス･ハワード伯爵は男を訪ね、国王に拝謁させようと考えた。 こうして、ロンドンへと連れ出され、男の暮らしは大きく変貌する。 ロンドンでは、男は稀代の有名人となって、注目を浴びることとなった。 行く先々で贅沢を味わい、食事と環境の激変が死の原因だとされている。 男は、国王チャールズ１世に拝謁して間もなくの1635年11月14日に、 の生涯を閉じ、チャールズ1世の命でウェストミンスター寺院に葬られた。  この男の名はトーマス･パー。 英国で、最も有名な長寿の男として"オールド･パー"の愛称で呼ばれ伝説となり、 今では、スコッチ･ウイスキーの銘柄として世界中に知られている。 砂は、祇園へはちょくちょく出掛けるけど... オイタして妊娠させることもないだろうし、長生きもしないだろう。 そもそも、長生きすることが果たして幸せなのかどうかは判らない。 でも自分なりに納得した人生にしたいと、いつも思ってる。       お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[エロっぽい雑学] カテゴリの最新記事
|
|
