テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:エロっぽい雑学
吉原というと、今も風俗産業で有名だけど、江戸の吉原は今とは違う。 吉原遊廓で人気の高級遊女は、「遊女評判記」などで江戸文学にも登場し、 浮世絵の題材にされることさえあった。 いうなれば、江戸のグラビアクイーンって訳だ。 簡単に、金を払って下位の遊女と一夜を共にするのとは違って、 高級遊女は結構な金が必要で、庶民には手の届くものではなかったし、 花魁を揚げるにも様々なしきたりが存在していたのは前回書いた通り。 (西洋十二単と熊ん蜂) 客も心得たもので、手っ取り早く花魁と寝たいなんて野暮は考えない。 むしろ、花魁を相手にする客は金を使い、そのプロセスが楽しみだったんだ。 遊女も遊女で、そんな客に冷たくしたり、思わせぶりな態度をとったり、 嫉妬させたり、期待させたりとあらゆる手を使った。 とにかく今も昔も、女の"ツンデレ"に男は弱いようだ…(笑) そんな男たちに、吉原攻略本やマニュアル本が出版され人気を博した。 中でも、遊女の名簿録「吉原細見」は当時のベストセラーだったそうだ。 高級遊女ともなれば、今でいうアイドルや芸能人みたいだったんだ。 勿論、庶民には、そんな高級遊女に逢うことなんて望めなかったけど、 花魁がモデルになった浮世絵を眺めたりしてそれなりに楽しめたんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[エロっぽい雑学] カテゴリの最新記事
|
|