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ないものねだり

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2012.12.13
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カテゴリ:砂的エロ話


IMG_sakaba.jpg

砂浮琴が、まだ若い頃の出来事...


あれは、ちょうど入梅して間もない頃で、暗くなってから小雨が降り出し、
部屋の中は少しばかり湿り気を帯びて、空気は幾分ひんやりしていた。


銭湯から戻り、何をするという事もなくその夜は早目に寝ることにした。
寝ていると、夜更けにアパートの階下の部屋から妙な軋み音がしてきた。


「ギシっ ギシっ ギシっ ギシっ ギシっ...」


気味の悪い軋み音が耳についてしまい、目が覚めた。
時刻は午前2時50分... 布団を被って音が止むのを待った。


しばらくすると、軋み音は止むどころか間隔は短くなり、さらに激しくなってきて、
「あっ...あっ逝くっ! 逝く~っ! うぐっ!」て、苦しそうな女のうめき声が加わった。


今まさに、階下で何やら"人命"に関わる事件が起きてるんじゃないかとか、
その時は、状況を理解できないまま、マジでいい知れぬ恐怖を感じた...



ヤるのは別にいいけど、ヤるなら静かにヤって欲しいと、砂は思ったよ。(笑)











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Last updated  2012.12.13 12:50:51
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