カテゴリ:自分らしい暮らし
(神戸ルミナリエ 砂浮琴撮影) 30年も前の、とある冬の悲しい記憶だ... その日、近畿各地はちょっとした寒波に見舞われ、市街地でも積雪があった。 雪の中、遅れた電車でアパートに帰って二時間ほど過ぎた。 一度は、寝ようと思ったけど、寒くて、それに小腹も空いたし、 ガスコンロを点けて暖をとり、食うものがないか探してみた。 三段ボックスの裏に隠れた、「日清焼きそばUFO」を見つけた。 包装は破れ、賞味期限は切れてたけど状態はよかった。 余談になるが、日清焼きそばUFOは「丸ちゃんホット焼きそば」や、 「ペヤングソース焼きそば」に一年遅れて、1976年に市場に登場。 翌1977年、CMにピンクレディを起用して遅れを挽回して、 カップ焼きそばのシェア60%を誇っていた... 【4,980円以上で送料無料】(海外のお土産 インドネシアのお土産 ミーゴレン... 発売当初のUFOは、今とは容器の形状も材質も違っていたんだ。 ポリスチレンのフタには、パンチングした小さな湯きり口が三つあって、 パンチングを指で持ち上げると、麺がこぼれない程度の穴になった。 熱湯を入れると、フタは薄くてとにかく熱かったし、 湯きり中に油断すれば、よく中身をこぼした。(笑) 熱湯を注いでフタをし、フタの熱でソース袋を温めるのが、 当時から、一人暮らしの達人としてのこだわりだった。 「3分... そお3分... 3分 3分 3分...」と呪文みたいにつぶやいて、 卓上の目覚まし時計で3分を確認した。 流し台のシンクに、湯きり口からサッと湯を流すと「ポポーンっ」と、凄い音がした。 不意の音には、心底ビビって、一人だけだから怖かった。 そんな混乱の中、砂浮琴のUFOは、シンクと床のあちこちに散らばった... 今思い出しても、貧乏臭くてちょっと哀しい事件だな。(笑) ちなみに「日清焼そばカップ からしマヨネーズ付」は西日本限定で、 「日清からしマヨネーズ焼そば」は、東日本限定品なのでヨロシク! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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