カテゴリ:妄想の部屋
新神戸駅地下のティールームが、
君のお気に入りだった。 約束の時間に15分遅れたことは、 三度、笑わせることで許して貰えた。 君が乗る、のぞみ238号の時間が迫る。 新横浜までは2時間34分。 エスカレーターを登って、改札が近づくにつれ、 君の言葉は減っていた。 「X’masの夜でも、N.Y.Cには空がないの」...と、 切符を手に、君がつぶやく。 「そういえば、梅田の堂山町も...」、 そう返す言葉を、君の唇が遮った。 ほんの一秒にも満たない、甘い沈黙。 そう!こんな黒蜜のような... ん??? そんな白日夢が覚めると、 ニャロメが、舌なめずりして逃走した。 あの、夢にまで見たK.F.C秋の新作メニュー、 黒蜜きなこ味のクラッシャーズとナゲットは、 ビリビリのドロドロと、無残な姿になっていた。 K.F.C返せ~っ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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