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カテゴリ:砂的 映画あれこれ
関西国際空港に、日本とトルコの友好の翼が舞い降りた。
12月3日、特別塗装のターキッシュエアラインズのA330が飛来。 KUSHIMOTO号と命名された機で、折返し便の出発に合わせて、 串本町の田嶋勝正町長も招かれ、記念式典が行われた。 今日から、公開される映画「海難1890」とコラボした特別仕様で、 イラン・イラク戦争時に、日本人救出に飛んだトルコ機を復刻したもの、 イスタンブール~関西空港間に運行投入されるそうだ。 映画「海難1890」は、軍艦エルトゥールル号遭難をテーマにした物語。 史実を基に、現在の日本とトルコとの友好関係の礎を描いた合作映画だ。 1890年、オスマン帝国の親善使節を乗せた軍艦エルトゥールル号が、 和歌山県串本沖で座礁し、乗組員618名が荒れ狂う海へ投げ出される。 500名以上の犠牲者が出る中、地元民の懸命な救助活動で69名が救われ、 この事件をきっかけに、日本とトルコには強い絆が結ばれた。 1985年のイラン・イラク戦争では、テヘランに日本人が取り残され、 当時の日本大使館はトルコに邦人救出を依頼した。 実際、軍艦エルトゥールル号の遭難と串本住民が行った救助活動は、 現地の教科書にも掲載されていて、トルコの誰もが知る歴史だ。 昨今、国と国との関係には色々あるが、第三国への政治的意図や、 資源の獲得競争や、軍事的同盟関係などの利害が絡む関係より、 人の恩で結ばれた絆ほど、確かなものはないと学べる。 最近の周辺の外交関係を考えると、日本の外務省関係者と、 ご近所の2カ国の首脳にも観て欲しい映画だ。 和歌山の串本町といえば、故郷の直ぐ隣町だったりするし、 製作当初から、前評判の高い映画なので劇場で観たいと思う。 余談だが、ルミナリエで阪急電車も午後から混むわぁ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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