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ひだまりもも

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April 25, 2016
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テーマ:高校野球(3681)
カテゴリ:高校野球
引き続き高校野球の話。

春大も大詰め。

去年は準々決勝でコールド負けだったひいき校、
先週の準々決勝で勝利したので、
ホーム球場と言える神二に帰って来ることができた!

準決勝の相手は、西東京の強豪・東海大菅生。

去年U-18侍JAPANに選出された、勝俣投手のいた学校です。
勝俣くんのいた菅生とは一昨年秋の秋季大会決勝で対戦している。
そして3-2の惜敗を喫した(しかも逆転負け…)。

なのでひいきの二松学舎にとってはこれがリベンジ。

でも、もう夏大のシード四隅のどれかに入るのは確定しているし、
この試合以降二松は撤退ムードになるのでは、と予測していた。
(毎年準々決あたりからそう)

なので、投手ももうエースは出さないんじゃないかな、と思ってた。

けど、菅生の監督さんが全力で勝ちにいく、と宣言したのに対して
正面から向き合うためなのか、リベンジしたかったのか、
監督さんがこの試合先発投手に据えたのはエースだった。

周りの期待とは裏腹に、エースこの日大乱調。

多分、過去例を見ないくらい荒れてたんじゃないだろうか、内容。

私はこの日(土曜日)、仕事だったので全然状況を追えてなくて、
ようやくTLを観れた時にはもう7回あたりまで進んでいて、
二松は7-2くらいだったか、大差で勝ってたんです。

あぁ、今日は投手も打撃も調子がいいんだな、と思って仕事を続け、
試合終了の辺りでまたTLをみたら、8-4で勝ってる。

内心大喜びだったんだけど、
その実観に行ってた方の呟きのほぼ大半で見かけたのが、
エースが絶不調で、しかもめっちゃ怒ってて怖かったっていう 笑

普段ニコニコとにかく可愛らしい雰囲気のエースなんだけど、
久々不調過ぎたのか、球審と合わなかったのか(極端なストライクゾーンの人とか居ます…)
序盤の結構早い段階からかなりの不機嫌だったそうだ 笑

久々だなぁエースのそういうの。

去年の選抜の時、思った投球が出来ず(というか判定が相手寄りの事多かった…)
物凄くいらだっているエースを見た。
TVですよエース…落ち着いて…(汗)って思ったくらい。
あんなエース見たことなかった。

多分昨日はそれの上を行くおこ状態だったのではと推測。

メンタルの調整は高校球児の中でも特に秀でている方だと思うエース、
それでもそこまでイラァとなっては自分でどうしようもないのか、
タイミングをみて三塁手の主将や捕手が声をかけに行って落ち着かせようと頑張ってたそう。
エースも周りのせいじゃないのは分かってるので、当然当たり散らすことはしないし、
声をかけに来た選手には穏やかににこにこと対応している写真は沢山見た。

でも投の方は中盤過ぎても一向に落ち着かなかったそう。

しかし、一塁手の橋本くんが反撃ののろしの1発、HRを放った以降、
流れを引き寄せた二松、
今度はあのプンプン真っ只中のエースがソロHRを放ち(今大会2号目 笑)
打線がつながりはじめ、最終回には今度は捕手が特大HR。

8回あたりからはいつものエースに戻っていた、とTLで見かけたから
落着きを取り戻した模様。

終わってみれば点差は大きい。

二松學舍大附|010|014|101|8 H13E1B1
東海大菅生 |011|000|200|4 H 8E3B7


点だけ見るとまぁいいんじゃね?って感じしますけども。

このスコアの後ろのH~のとこよ問題は。
これ、H(安打)E(失策)B(四死球)を表していて。
安打と失策(エラー)は自分のチームの総数だけど、
四死球は相手からもらった値を示している。

二松学舍のこの日のチーム成績は13安打1失策。とても良い。
貰った四死球は1つのみ。
これは相手投手が素晴らしいってことだ。

対して、菅生の成績の後ろについてる「B7」。
これには私驚愕した。

これは二松のエース・大江くんが相手に与えた四死球の数。

こんな数、見たことない。
どんだけ荒れてたんだ。

結果、被安打8・奪三振は9イニング投げて僅か4。
四死球7(押し出し失点あり)

白目になるしかない散々な成績(あくまで、このエースにして、という意)

それだけ荒れても、悪い時は悪いなりにまとめられるところがエースだなぁと思う。
多分監督さんもほかの投手だったら早々に代えてるはず。

終盤にはニコニコが戻ってきた、とは呟きで見かけたのでひとまず安心。


翌日には決勝戦があり、
対するのは同じ東東京・関東一。

奇しくも昨秋の秋季大会決勝と同カードになってしまった。
春も秋も参加校は250余あって、なんで全く同じ学校が残るの…何なの君ら…

もうええっちゅうねん…という相手。

試合開始前に、前日にフルに投げてるエースを出さないだろうことは見当がついていたし、
そもそも夏に当たる可能性のある相手にエースはもう出さんだろうとも思ってたので、
3番手位で行くのかと思ったら、二番手・私のひいき投手であった。

登板した時は毎度調子が良かった二番手市川くん、
この春に関してはエースより成績は良い。

でも、関東一には初回から猛攻を浴び、わずか2イニングで降板。

エースはこの日外野スタメンで出場。なので、入れ替わるかな?と思ったんだけど。
(市川くんは打撃がチーム1いいので下げられないので)
市川くんに代わってマウンドに上がったのは一塁手の橋本くんだった。

TLも現地スタンドもこの投手交代には「ハァ!?Σ(oдΟ;)」であった 笑

私も監督さん気でも狂ったのかと思った 笑

橋本くんはずっと内野手で一塁か三塁を守ってるとこしか皆見たことがないので。
せめて代えるならずっとブルペンで準備してる3番手だろう!と思ったんだけど。

しかし投げてみると橋本くん、なかなかいい。

7回1/3を投げて、被安打3の失点4(ほぼエラーがらみなので橋本くんの自責はわずか1)

最終回だけ3番手の投手が投げて終わり。

結果的に序盤の猛攻が効いて、関東一の優勝。

関東一高|240|301|000│10 H 9E3B4
二松學舍|101|200|200│ 6 H11E4B6


TLを追ってただけだけど、
市川くんから橋本くんに代わった段階で、監督さんがこの日、
「春大優勝」を一番の目標にしていないことは私でもわかった。

多分橋本くんを試したかったのと(監督さんお得意の「奇襲」)
エースを使わずにどれだけ強豪に通じるのか、それプラス、
一時は9-2まで開いた点差。その状況で打撃がどれだけ奮起するか。
そういう諸々、普段の公式戦で出来ない試したい事をしたかったんだな、と。

ちなみに、私個人の収穫(どうでもいい 笑)は、
二番手投手の市川くんが、見た目に反してとてもメンタルが強いことが分かったこと。

あれだけ初回からボコスカ打ち込まれたら、
通常は次の投手に代わるとき投手はベンチに引っ込むわけだけど、
チーム的には彼を引っ込められないわけです、
投手の時でさえ上位固定で置かれるほどの打撃センスの持ち主。

それでもあのメッタ打ちされたのが精神的にきてて、
打撃面で響いたりしないのか、と思ってたら。
長打もさらりと打つし、終盤にHRをぶちかましてくれた。

投がダメなら打で。
自分にできることで貢献できる選手は素晴らしい。


さて、この決勝戦に進んだ2校は、
5月末に群馬で行われる関東大会への出場権が与えられる。
関東のそれぞれ大会を勝ち残った1位2位(群馬は4位まで)がトーナメントで戦う形。

二松はこれに出るのはもう霞むくらい昔以来じゃないのかな。

夏の甲子園に直接何の関係もないこの大会、
本腰入れてくる高校はどれくらいいるのか知らないけども…
(秋で言うとこの神宮大会と似てるな…と思う…)

せっかく他県の強豪とできるんだから、
控えの選手もいろいろ試したらいいのになぁ、と思う。

観に行きたいけど群馬ってどう行くのか皆目見当がつかず白目になって終了。
エース出なくても二番手出てくれたら私的には十分収穫なんだけど。
市川くん投げてるとこ見たことないので。
観に行った時いつもセンター守ってたから一番遠くにいたからなぁ 笑



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Last updated  April 27, 2016 09:14:36 PM
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