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カテゴリ:禁煙・タバコ関係
スタジオジブリの新作映画「風立ちぬ」の中でタバコに関する描写が多いと日本禁煙学会なるところが苦言を呈しているニュースをここ数日の間に何社かで読んだ。 ココ この映画は見ていません。元宮崎アニメのファンの一人で舌が、今では残念ながら作品を刺してみたいとも思いません(どちらかといえば今の宮崎駿及びジブリにはアンチに近いものがあるかもしれません)そんな元喫煙者がボソボソつぶやいてみようかと。。。 この映画の時代背景が大正時代らしいですね。ストーリもざっと読んで思ったのは喫煙シーンが皆無というのはリアリティに欠けるかもしれないなと思いました。確かに大正時代に何割の人がタバコを吸っていたかは知りませんが、多少なりとも喫煙シーンは出てきてもいいでしょうね。煙草屋もあった時代ですし。 今回のポイントは「色々な場面の喫煙シーンが若者に与える影響を指摘」と「喫煙が今より自由であった負の時代の再現」というところでしょうか。 ただ、時代のリアリティや雰囲気を伝える為の意図のようですし、そんなに騒ぎたてる問題なのか?と。 確かにジブリ作品の影響は大変大きいです。しかし、一昔前の映画で喫煙シーンが沢山映っている映画がTVで放映、DVD、ネット上での動画などで溢れているわけです。 日本禁煙学会の若者に与える影響という視点から見れば、今回の風立ちぬ制作スタッフだけではなく、過去の喫煙シーンのある過去の映画全体に対しての問題提起でもあるように思います。その辺りはどのように考えているのでしょうか。 また、風立ちぬの制作側だけではなく、過去の映画やドラマがTV、DVD、ネット上の動画などで溢れていますが、それらについても要望を片っ端から送っているのでしょうか。 要望書を何処へどのような内容で送っていたかはさておき、煙草と税収の関係はどうやら明治時代からあったようです。 そのような背景を踏まえ歴史的事実の一環(煙草を吸う人は実在した)として作品に取り入れることに否定的な意見というのはいかがなものかと思います。あくまで時代背景の一つ、人々の生活習慣や世相の一つとしての捉え方はおかしいのでしょうか。 参考:wikpedia 日本の煙草→近現代→専売制 もっとはっきり言えば「子供が真似をするから」というのなら親や国などの教育の問題だと思いますよ。煙草が何故NGなのかをしっかり教えねばいけない。しかし、現実に今まで、そして今でも煙草を販売している背景も事実は事実として教えなければいけない。その上で成人になって吸うのならそれはよいでしょう。 私には単なる問題のすり替えにしか思えません。 仮に映画「風立ちぬ」をみて煙草を吸い始めた未成年がいるとします。それは風立ちぬの制作側の問題かという事です。 近年、喫煙率は減少の一途を辿っています。色々な要因があるでしょうが、国や学校、親、社会などの意識や教育の変化がもたらした結果であると思います。(今の未成年は煙草=格好いいと思う人が減っているという報道もみた事があります) 本当、近年「暴力シーンは子供が真似する」「喫煙シーンは子供が真似する」なんて騒いでますよね。確かに現実に真似している事実は多数あります。しかし、それらはすべてカットされるべき事柄ないのでしょうか。本来は見る側の判断に他ならないと私は思っています。 こんな騒ぎによりこれから出てくる作品が影響を受けない事を祈りたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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