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テーマ:癌(3549)
カテゴリ:がん医療について
みなさまこんにちは。
今日は長女の中学の運動会だったのですが、朝5時半ごろ早々に連絡網が回り、中止となりました。 もともとの予定日は10月6日でしたが、学校の都合で直前に今日に変更となり(6日は通常授業)、結局このお天気で9日に順延です。 6日にやっておけばよかったのにぃ~~ さてさて。 がんナビ記事より 非小細胞肺がん適応でエルロチニブが薬食審分科会を通過、近く承認へ (10月5日 がんナビ掲載 記事は ) 厚生労働省の薬事食品衛生審議会薬事分科会が10月3日開催され、厚生労働省は、中外製薬の抗がん剤エルロチニブ(商品名「タルセバ」)を承認することを報告した。この報告は分科会を通過したため、今月中にも正式に承認されることになりそうだ。 昨年4月に申請されてから1年半が経過しており、どうなったかとやきもきしておりました。 7月25日のがんナビの記事(下記参照)に、事実上の承認、9月の分科会では報告事項と出ていたので安心してしまっていたのですが、気づけばもう10月・・・。 このペースで行くと、患者さんの治療に使えるようになるのは、12月ごろになってしまうかもしれません。 一日千秋の思いで待っている患者さんにとっては、この期間も、決して短いものではありません。 タルセバは、アメリカで2004年に世界で初めて上市されてから、すでに78カ国以上で承認、使用されており、非小細胞肺がんやすい臓がんでの治療が待ち望まれておりました。 (すい臓がんについてはまだ、国内で第2相試験の最中ですので、適応拡大まではまだ相当の時間がかかることと思いますが・・・) 間質性肺炎の副作用があることは、もちろん注意深く使用しなければならない理由になりますが・・・。 このタルセバでの治療の対象となっている患者さんは、もともと、『切除不能』の『再発・進行がん』患者なのですから・・・。 肺炎の心配をしてのんびりしていられるような時間のある方ばかりではありません・・・・。 タルセバも、イレッサ同様、経口で患者の負担が少ない抗がん剤ですが、それだけに、安易な管理や服用が、思いがけない結果につながってしまうことがありますから、患者がきちんと自分の治療を理解し、自分の第一の主治医になることが大切です。 非小細胞肺がん分子標的治療薬タルセバが承認へ (7月25日 がんナビ掲載 記事は 非小細胞肺がん治療薬で、上皮細胞成長因子受容体(EGFR)阻害剤エルロチニブ(商品名「タルセバ」)の承認が近づいてきた。7月25日に開催された薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で承認が了承されたもの。9月に予定されている薬事分科会では報告事項となるため、事実上承認されたことになる。年内には発売ということになりそうだ。 切除不能の再発・進行がんの肺がん患者さんの治療薬として承認が待たれているのは、タルセバの次はアリムタ(ペメトレキセド)です。 こちらは適応拡大の申請なので、優先審査の対象になっておらず、時間がかかりそうだということですが、患者さんの要望が強ければ、承認が早まる期待もあります。 ひとつの治療薬に耐性ができても、治療薬はどんどん増えています。希望を持って治療を続けていきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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