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2007年10月12日
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テーマ:癌(3518)
カテゴリ:がん医療について
 先日、友人から電話がかかってきました。
 長女のママ友からでした。
 小学校1年生から6年生までずっと同じクラスで、知り合ってもう8年目。

 今年の1月にはじけて新年会をして以来でした。

 『ご無沙汰~。元気~?』

 『うん。ありがとう。あなたこそ忙しそうだけど、元気?』

 近況報告のあと、彼女が、久しぶりに電話して、こんな重い話で申し訳ないんだけれど・・・と、話を切り出しました。

 昨年、彼女のお父様の進行胃がんが見つかったことを聞いていたので、そのことかな?と、チラッと思いました。

 『・・・もしかして、お父様のこと・・・?』

 『あ、父はね、4月に亡くなったのよ。』

 私は絶句し、知らなかったことや、何の力にもなれなかったことを謝りました。

 『いいの、いいの。今日はね、そうじゃなくて、私のことなの。』

 『?!!・・・どうしたの??』

 彼女は私と同い年、乳がんや子宮がんなど、さまざまな可能性が頭をよぎりました。

 しかし、話を聞くと、まったく想定外のがんの種類が出てきました。

 皮膚がんの疑いがあるといわれたので、知っていることがあったら教えてほしい、ということでした。

 シミだと思っていた頬の色素沈着が、赤黒くなって、皮膚科では皮膚がんの疑いもあるといわれたこと・・・・。念のため受けた別の病院での診察では、その心配はないのではないかということだったということ。まだ組織診断は受けていないこと。だから、シロクロの確定診断も出てはいないこと・・・。
 彼女の話は、そういうものでした。


 私は、皮膚がんに関しては、ほとんど知識がありません。

 彼女と電話しながら、お互いのパソコンでインターネットの検索などをして、その画面を見ながら話をしました。

 小さな病院だからといってその病院の実力が低いということはいえませんが、彼女が今かかっている病院は、美容のほうがメインということだったので、がんの疑いに関しては、特に皮膚がんのような、日本ではまだあまり多くないがんに関しては、まず、きちんとした病院で検査を受けたほうがいいのではないか、と、私はいいました。


 インターネットで『皮膚がん』と検索したときに、一番上位に来て、わかりやすい解説が載っていたのが大阪医療センターのページこちらをクリックだったので、二人でそれを見ながらいろいろと話をしました。

 彼女の家から通いやすい近所の大学病院が、皮膚がんに関してのレベルは知らないけれど、小児の口蓋唇や口唇裂治療では定評があり、形成外科が進んでいること、皮膚科も充実していること、ここ数年では美容の診療も始めていることを告げ、そちらでの検査もひとつの選択肢では、と話しました。

 彼女は、ご主人の実家が大阪にあり、法事でそちらに行く予定もあるから、その機会に、このホームページの病院で診察を受けてみようかなぁ、などとも言っていました。


 まだ確定ではないし、多分違うのではないかという医師の言葉もあり、そちらであることを願いながら、電話を切りました。


 電話を切ったあとで、改めていろいろ調べてみました。


 自分が皮膚がんに関して、何も知らなかったこと、情報がないこと、それについて自分が暢気であったこと・・・などを痛感しました。


 がん情報サービスも見てみましたが、ひどいものでした。

 皮膚がんかも?
 皮膚がんだったらどうなるの?
 どうすればいいの?

 そういう視点で検索をかけてみると、有益な情報はひとつもありませんでした。
 大阪医療センターのホームページのほうがずっと役に立ちます。

 まず、組織診をするためには、その部分の皮膚を切り取る必要があることも、そのとき知りました。

 また、何も知らない私は、安易な気持ちで、皮膚がんとの診断がついても、放射線や化学療法などがあるから、今は顔が変わるほどの外科手術を受けなくてもいいのではないか、などと考えつつ調べ始めましたが、その皮膚がんの種類によっては、がんの部位からかなり大きく正常部位を切り取らなければならないことなどを知り、衝撃を受けました。


 もしそれががんだった場合、種類によっては、その部位(がんになっているシミの部分)から、半径3cmも正常部位を切り取らなければならない・・・?

 顔の場合、ほかの部位と違い、なかなかカバーするのが大変です。
 今は、リカバリーメイクもずいぶん進歩してますが・・・。



 がん情報サービスのワーキンググループにかかわったときには、情報の少ないものにこそ、国が力を入れて情報提供するようにしてほしい、と訴えましたが・・・。

 患者のほしい情報が、直ちに患者に届くようには、まだなっていないと、痛感しました。


 ショックを受けるだろうから、隠しておく、というのは、その当事者の心情がわかっていません。

 この立場になったら、たとえ実験的という治療でも、『実験的な段階で、後遺症や効果などはまだ確立していない』ということを明記した上で、情報を与えてほしい、と、痛切に思いました。
 たとえば、大きく切り取る術式しか効果がないとわかっていて、ほかの方法ではまったく効果がない、ということがすでに立証されているなら仕方がありませんが、小さめに切り取って化学療法や放射線と組み合わせることでそれに近い効果が期待できるのでは、という研究がもしあったら、研究途中でもその研究に協力することで、後の人のためにもなるのですから、トライしてみたい、と思う人もいるはずです。


 鏡を見ると、高校・大学での部活の後遺症とも言えるシミが、顔中にある私・・・。


 これがもしがんだったら・・・・


 私自身がもしなるとしたら、これは、隠すことが難しいだけに辛い・・・と思いました。


 周りに、なっている人がなかなかいない、ということも、辛い・・・と思いました。


 情報がない、選択肢がない、というのは、当事者にとって辛いものです。

 その解消のためにがん情報サービスがあるはずなのに、まだまだまだまだ・・・と、あらためて思いました。





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Last updated  2007年10月12日 10時56分24秒
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