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テーマ:癌(3550)
カテゴリ:がん医療について
みなさまこんにちは。
今日は、口腔衛生についてです。 リレー・フォー・ライフ東京2007では、秀真会の歯科医師の先生方が、来場者への歯科検診を提供してくださっていました。 また、サバイバーシップサミットでも、秀真会理事長の玉置先生の興味深いお話を聞くことができました。ご自身のお父様ががん患者となり、その経験から、 『がんを叩く医科の先生と、がんと戦うため栄養を摂取する口腔を守る歯科医師が何とか手を組んでがんと戦いたい。』 と思われたのがきっかけで、がん患者の口腔ケアに取り組まれたということです。 がん(に限らず、病気やけがでも)の治療中の患者さん(家族も)は、治療のほうに気持ちが集中してしまい、口腔ケアのことはおろそかになりがちです。 手術などで入院治療しているときは、かかりつけの歯科医がある人でも、そこに通うことはできませんし、たいていの場合は(歯や歯ぐきに痛みなどがある場合以外は)、退院後も、経過観察のための通院があったり、化学療法や放射線治療があったりということで、歯科の受診から遠のいてしまうことが多いようです。 がんの治療のほうが忙しく、歯科まで通えない、という場合もあるでしょうが、そうではない場合でも、化学療法を受けている患者の心理からすれば、たとえ自分ががんの化学療法を受けていることを担当の歯科の先生に告げても、その先生が、抗がん剤の禁忌薬をいちいち把握しているわけではないのでは、という思いから、なんとなく足が遠のく・・・ということもあるのではと思います。 しかし、やはり、患者さんのQOLのためにも、口腔内のケアはとても大切です。 化学療法や放射線の治療の副作用で、唾液の量が減少することも多く、そういう状態では口の中の自浄作用が弱くなり、口内の衛生状態が悪くなりがちなので、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。 で、あればこそ、信頼できる歯科の先生に、しっかりとお口の中の健康を見ていただきたいですよね。
資料を提供してくださった鎌田宇明先生は、『がん患者さま専門口腔相談窓口』の専門担当医です。気になる症状があり、お近くにお住まいの方は、受診なさってみてはいかがでしょうか。 医療法人社団秀真会 府中中央歯科 *最初にアップした日記では、サバイバーシップサミットでお話くださった先生のお名前を間違えていましたので、訂正いたしました。申し訳ありませんでした。m(__)m ↓にほんブログ村です。 ←よろしければ、ポチッと お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年03月27日 15時13分10秒
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