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2007年10月23日
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カテゴリ:選挙・政治
 おはようございます。

 税金の使われ方について、これでいいのか?と、いうことで・・・・。


 給油活動の問題も、結局国民の税金の使われ方だから、関係ないって思っちゃいけないんではないかと、私は思っています。

 先日(10月15日)の日記ブルー小では、中谷元元防衛庁長官の『給油反対はテロリストだけ』発言に対し憤って書いたのですが、そちらのコメントの欄に
『民主党は政権を本当に取りたいのなら、国会で自民党にこう質問すればよい。
「給油活動に使っている給油はどこから、いくらで買っているのか?」と。
「ブッシュの会社から正規料金の3倍で買っています。」なんて自民党は口が裂けても言えないだろう。それは民主党も同じだ。

給油活動はテロ撲滅の為の貢献ではなく、アメリカへの上納金システムだ。
特権階級化したマスコミも、この真実を決して伝えない。
という書き込みをいただいたのですが、一週間経って、なんというか、給油量が実は4倍だったとか、どこからいくらで買っているのかは言えない、とか、ぽろぽろとその片鱗が出てきて、驚いています。(でも、テレビ的には、亀田親子のことのほうが大問題らしい・・・)

 こんなことに莫大な予算をつぎ込んで、このホンの数十分の一とか数百分の一の予算が、ちまちまと医療や福祉の対策予算として配分されていることに、憤りを感じます・・・・。


 がん対策にかかわる来年度予算の概算要求、いくらかご存知でしょうか??

282億円です。こちらをクリック


 しかもこれは概算要求レベルですから、実際に12月に来年度予算を財務省が返してきたときには、1~2割減っています。

  それで、お金が足りないから、増税するだとぉ~?!

       ふざけるなっ!!



       順番が逆だろうがっ!!


                    (あ、つい、言葉遣いが・・・・^^;;)


  医療と福祉にまず十分な予算を取って、そのうえで、

   『給油の分の予算が足りないから増税してもいいでしょうか??』

って、選挙のときに公約にして、国民に信を問えばいいでしょう!!



 それにしても・・・。


 ガソリン税の一般財源化は先送り・・・。

 これでまた、スーパー林道とか、無意味な道路に莫大な予算が投入されるのでしょうね・・・・。


 こんなことで、所得の格差や地域格差が解消されると、政治家は思っているのでしょうか?


 だとしたら、政治家は、本当に、頭が悪すぎるし、格差是正には無関係だと思っていながらやるのだとしたら、無責任すぎるというか、腹黒すぎる・・・。




 そして役人も、結局というか相変わらずというか、役人体質というものがある・・・としか言いようがありません。

 守屋氏みたいな官僚って、やはり氷山の一角ではないかと思ってしまいます。

 こういうのは、利権を食い物にした、勘違い野郎の私腹肥やし体質とでも、分類しておきましょうか。(税金返せ!懲戒免職じゃぁ~~!!起訴じゃぁ~!!!)


 そしてまた、そういう利権食い物私腹肥やし体質の官僚がいる一方で、隠蔽体質の官僚もまだまだたっぷり生き残っているみたいですね。


 私、厚労省の実務の担当者の方々とは、少しはお話しする機会もあるんですけれど、血液事業の担当を以前になさっていた方とか、

 『私たちは、血液事業の一連の裁判で、散々叩かれて膿を出し切ったから、市民の方々のご意見を聞くことには真摯に向き合っていると胸を張っている!』

なんて言い切っていましたが、フィブリノゲンを投与された患者の名簿の存在が明らかになって、

  ぜんっぜん、反省が生きてないじゃん!!


と、怒りと呆れと失望が・・・・一気に・・・・。


 フィブリノゲンの投与者一覧の隠蔽は、チェック機能がまったく働いていないという、役所の初期のミスから、追及する必要があると思います。

 まず、そのリストが厚労省に持ち込まれた時点で、なぜそれがそんな風に闇に葬り去られてしまったかということについて、検証する必要があると思います。
 私は、隠蔽という以前に、むしろ役所の意識の低さというかゆるさの賜物ではないかと思っています。
 役所って、問題が発覚して責任問題になったときには、その時点の実務担当者は、とっくに異動していなくなっていますから(大体2~3年で動いてしまいます)、当時の担当者は、すでにその後、何回も異動を繰り返して、本人たちも、自分がリストを軽視して問題を大きくした張本人である、なんていう意識もないことでしょう。
 個人が責任を追及されることはどうせないことなので、忙しい目先の仕事の対応を優先し、まだ問題になっていないような問題には、対応しない文化があるのです。
 賠償問題になったとしたって、自分の懐が痛むわけでもありませんから。
 (もし、このとき、いろいろとほかの役所からの横槍があったとか、政治家の圧力があったとかなら、その事実も、しっかり明らかにしてほしい。)

 C型肝炎は、そのウィルスに感染しても、すぐにインターフェロンによる治療を開始するなどの処置をとれば、発症率を低く抑えることができますし、自覚症状もないような初期のころからの治療ができていれば、悪化させたり肝がんに進行することを防げます。
 しかし、感染したことを知らずに何年も放置すれば、症状が自覚されるほど悪化させてしまい、そのときに治療を開始しても、治療は大変で、患者も家族も辛い思いをしなければなりません。命にかかわるケースも出てきます。

 こういう結果を予測できない厚生官僚なら、そこにいる必要がありません。
 (↑技官は何してた?!医者でしょ?!!)

 なぜ、そのとき、そのリストを手にした役人は、今とる対応によって変わる結果を想像してくれなかったのでしょう。

 あのときに迅速に、必要な措置を講じていれば、悔しい思いをせずに済んだ人がたくさんいるのです。
 病気を悪化させることもなかったし、裁判に無駄な時間を浪費することもなかった・・・。

 その被害者のかたがた以外の国民にとっても、血税を浪費されなくて済んだのです。

 発症させないための治療の費用と、悪化させてしまった肝炎の治療の費用では、後者のほうが高額です。
 裁判の経費も、裁判のために割かれる人員も、結局は、国民の税負担からまかなわれるのです。補償金も。

 私は、同じ税金を使ってもらうのなら、フィブリノゲンを投与された人たちが、幸せな生活を維持するために使ってほしかった。

 水俣病の昔から、薬害サリドマイド・スモン・HIV、アスベストなど、国の対策のたどる道はいつも同じです。




 患者や市民の健康や幸福は、いつも、一番最後なのです。





 それによって失われる、一人ひとりの小さな幸せには、あまりにも無頓着です。




 ここら辺で、いい加減に、きちんと機能するシステムを構築してほしい。

 やる気になれば、明晰な頭脳でそれができる人たちが揃っているはずなのに。


 良心や善意や正義を、忘れさせるようなシステムが横たわっているのだろうか・・・?

 官僚を志した人の多くは、国をよくするために働きたいと思って、国民の役に立ちたいと思って入省したのだろうに・・・・。

 それとも、ただ単に特権階級になりたかっただけなのだろうか???


 私にそういう頭脳があったら、それをしっかり生かすのになぁ・・・・。

 こんな小さなところで吼えるしかない。

 選挙のときに、小さな一票を投ずるしかない。



 良い取り組みなら、うんと応援するのになぁ・・・・。



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Last updated  2007年10月23日 10時42分37秒
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