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テーマ:癌(3550)
カテゴリ:がん医療について
みなさまこんにちは
すっかり梅雨になってしまいました。 …というか、そのうちに梅雨明けかもしれませんね ご無沙汰しています。 皆様お変わりありませんでしょうか? がん対策推進協議会も2期目に入り、協議会のメンバーも一部入れ替わりました。 患者・家族・遺族を代表する委員は5名に増え、新しい顔ぶれとなりました。 先日(6月24日)第10回がん対策推進協議会が開催され、任期満了で委員を卒業した私は、傍聴席から傍聴しておりました。 患者側代表委員の方々は皆さん素晴らしく、私は安心して卒業できる思いがしました。 協議会の他の委員(医療者の委員)の方々も、患者の声を反映させることの意義を認めてくださっているような雰囲気がありましたし、なにより、あきらめずここで真剣に話し合い、提案などを作り上げていくことが、現状を変えていく一歩になるのだという雰囲気がみなぎっていて活気がありました。 医療の現場がすぐに変わることはなくても、少しずつ変わってきているのではと思います。 相変わらず、「現場は大変だ」としかおっしゃらない方々もたくさんいますが、「現状を変えるには、自分たちが変えていかなくては」という意識をお持ちになって行動される方が、医療者の中にも増えてきているのを感じます。 母の死の直後、葬儀が終わってすぐに始まった予算提案書のワーキンググループでしたが、ワーキンググループが作成した予算提案書もそれなりの評価を頂いていて、必死で取り組んだかいがあったかな、と思いました。 あの提案書は決して完璧なものでは決してありませんが、新しい医療行政の在り方としては第一歩だと思います。来年度予算の要求は、あの提案書に沿って作成してもらいたいと切に思います。 さて、今日は日経新聞の記事から。 がん拠点病院、施設別データ公開は見送り 連絡協 (2009年7月4日 日本経済新聞朝刊 記事は) がん治療の中核病院で構成する「都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会」の会合が3日開かれ、各施設が診断したがん患者の症例数などのデータを公開する案が提案されたが、一部病院の反対意見で見送られた。施設別ではなく、都道府県別のデータの公開にとどめる。 さまざまなデータの公開は、透明性や公平性の確保、医療の向上のために必要なことです。 目標を持って頑張っている病院なら、データの公開を嫌がるのは不思議な感じがします。 一元的な切り口のデータ公開なら意味はありませんが、どういうステージのがん患者が何人治療を受けて、その予後がどうであるかは、患者向けの情報として公開される必要があります。 そうでなければ患者はいつまでたっても、口コミの情報を頼らざるを得ません。 情報公開は世の中の常識なのに、医療界って相変わらず遅れてるとしか言いようがありませんね。 現「がん対策推進協議会」委員のみなさま、ぜひ、がんばってください。m(__)m ←もしよろしければ、1日1クリック♪で応援を お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年07月04日 13時22分44秒
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