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テーマ:癌(3550)
カテゴリ:がん医療について
みなさまこんにちは
毎日、降るのか降らないのかわからないお天気が続いていますね。 今日は、患者会に所属したり、地域や国のがん対策推進協議会の委員になっていたり、病院などで患者さんを助けるボランティアや相談員をされている方向けに、第47回日本癌治療学会学術集会の参加費用を助成するプログラムの紹介です。 10月開催の日本癌治療学会に注目 がん患者や支援者に開かれた学会を実現へ (7月14日がんナビ 記事は ) 学会に参加したいがん患者や支援者の参加費を免除、交通費、宿泊費の助成。患者会のブース設営、患者とのコラボでシンポジウム開催――。10月22日から24日に横浜で開催される第47回日本癌治療学会学術集会は、いつもの学術集会とはちょっと様子が違うようだ。 私は2006年、2007年とASCOに参加させていただき、たくさんの収穫がありました。 患者会の人間同士が交流する場は、この頃増えていますが、学会で勉強しつつ、学会を構成している先生方とも交流でき、お互いに顔の見える関係になったり、意見を交換できたりしたら、両者にとってプラスになると思います。 そういう場になることを願ってちょっとお手伝いさせていただいています。 ところが、ちょっと気になるのは、この募集要項・・・・ うう・・・ 私がお手伝いに参加させていただいた時にはすでに、この募集要項は完成してしまっていて、募集も開始されていたのですが・・・・。 この書き方では…応募しようという気にはあまりならないかも、というのが心配でした…。 (私がお手伝いに参加していない立場だったら、あれを見てあえて応募するかというとちょっと自信がないです…) 杉山先生の思いを反映した書き方になっていないのが大きな問題かなぁと思います。 杉山先生ご自身は、ASCOで患者向けのラウンジや患者団体のブース展示をご覧になって、いつか日本でも、と思っていらっしゃったそうです。素晴らしい先生です。 その思いがやっと実現する日が来ようとしているわけなんですが、なんだかあの募集要項だと「勉強したい人、どうぞ応募してみて下さい」という雰囲気ではなくて、「応募しても参加資格を満たしてない人は呼んであげないから、呼ばれなくても恨まないでね」っていう書き方なんですよね。 全6枚の募集要項のうち、5枚にわたって「応募資格があるからこの要項を必ずすべてお読みください」とか「上記の要件を満たす人でも下記に該当しないことが条件」とか・・・。 ・・・はっきりいって・・・うるさい!!!くどい!!! 何となく嫌な印象を与える書き方になってしまっているのがとても残念です 癌治療学会は外科系の先生が主流の学会なので、腫瘍内科医が主流の臨床腫瘍学会の先生方とは、多少考え方が違うようです。 固形がんの患者さんの抗がん剤治療には、副作用に応じて段階的に治療薬の量を減らすことなどをなさっている先生が多数います。 固形がんの抗がん剤治療は、今のところ、再発予防(アジュバント)以外は、治癒を目指したものではなく、「元気な日を一日でも長く」という治療ですから、患者さんのQOLを良くし、がんが進行しないようにすることに心を砕いていらっしゃるのです。 癌治療学会の先生方とお話しして一番新鮮だったのは、とにかく、目の前の患者さん本位の考え方をされる先生が多いということでした。 私見ですが、私がお目にかかってお話しした臨床腫瘍学会の先生方には、残念ながら、そういう印象を持つことはできませんでした。 臨床腫瘍学会の先生方は、「エビデンス」がすべてなので、常に最大容量(マニュアル通り)の抗がん剤投与を優先し、患者の状態が悪くて、その量がどうしても投与できないときは、休薬の選択しかしないのです。(余談ですが、エビデンスエビデンスとおっしゃる割には、学会発表では、“○○に関する1例”なんて報告が平気であったりして。私としてはとっても違和感があります) そのことを癌治療学会所属の先生にお話しすると、私がお会いした先生はみなさん 「それは、あなたがお会いになったのが、一部の、偏った考え方をされる先生だったのでしょう」 と、必ずおっしゃるのですが、(^^;;; (そういう、他の医師を悪くおっしゃらない姿勢も、私は好きです) いえいえ・・・臨床腫瘍学会の先生方は、体表面積から割り出された投与量以外の量を投与することは、変な宗教や変な治療法と同等の扱いで、「エビデンスに基づかない治療」とお考えなんですよ・・・・ (私がお目にかかってお話しした先生は、みんな、投与量を患者の状態に合わせて減らすなんて、考えられない、と、口をそろえておっしゃっていましたから。) そんな経験からも、私は、癌治療学会の先生方の、患者さん本位の姿勢に、ものすごく期待しているのです~~~ なんか話がそれましたが~~~ どうぞ、患者会スタッフをされている方や、患者さんの相談支援をされている方、地域や国のがん対策推進協議会の委員をされている方、この奨学金に応募なさってみてください。m(__)m 私もお手伝いさせていただいていますから、お目にかかれるかもしれませんm(__)m あの募集要項にご意見、ご質問ありましたら、どうぞ事務局までご連絡を・・・(^^) ←もしよろしければ、1日1クリック♪で応援を お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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