すばらしい!富山県♪
こういうの、私はとてもうれしいです。 ↓がんナビの記事です。 日本列島がん対策・現地レポート(4) 〔富山県〕 「当県のがん対策は、日本のトップレベル」。その自負を生む実践と作戦 「全国のがん医療推進のモデルにしてください」。富山県はそう宣言する。がん拠点病院を一体的につなぐ「富山型がん診療体制」のビジョンを打ち出し、病院の疾病別5年生存率を公開し、院内がん患者会を育成する。同時に、がん検診では、全国平均より高い検診率を誇る。ユニークなのは、数千人のがん対策推進員というボランティアを育成し、個別訪問や普及啓発活動をすることで、地域密着型で地道に検診率を高めてきたこと。18年前に「がん対策推進本部」を作ってがん対策に取り組んできた、がん対策先進県を自負する富山県の活動をリポートする。 * * * * * * * * 「全国のがん医療推進のモデルにしていただきたい」。富山県は自らのがん対策に大きな自信を示す。9月2日、富山市にある富山県立中央病院で開催された「がん情報サービスに向けた地域懇話会」には、がん患者など約150人の県民が参加していた。この席上で、富山県厚生部理事の椎葉茂樹氏は、「富山県のがん診療レベルは全国でも高い方だ。トップレベルを目指して推進していきたい」と述べた。・・・記事より引用 つづきは 富山県て、日本で一番住宅取得率が高く、日本国内で一番暮らしやすい県といわれていますよね。 それを裏付けるように、生活保護世帯、保育料未納者、給食費未納者等の率が、日本一低い県です。 では、たとえば、保育料が安いのかというとむしろ逆で、ベースとなる保育料(住民税が均等割のみの世帯の保育料)で比較すると、東京都の杉並区が1600円なのに対し、富山県は5倍、8倍というようにむしろずっと高いようです。(あ、でもこの金額データはちょっと古いかも・・・) しかし、保育所の待機児童数はゼロで、共働き率は全国3位だそうです。 そして、所得に関しては、勤労者世帯の実収入が全国1位。 自然が豊かで、お米やお魚のおいしい県というイメージですが、明治時代から、河川の豊かな水を利用した電気事業が発達し、産業も定着しているので正規雇用率全国2位だそうです。 とてもバランスの取れた県なのですね。 富山に関して、興味がおありでしたら、 とやま統計ワールド をご覧ください。 火災も日本一少ないのかぁ~~ データから、いろいろなことがわかりますよね。 いろいろな点で、学ぶべき点の多い県なのではないでしょうか。 行政マンも、政治家も、富山県へレッツゴーです。 結局、産業の誘致にしても、農業の保護政策にしても、きちんとした設計がなされ、あるべき姿で運用されなければ、ばら撒きになるだけできちんと機能しません。 富山の場合、児童の保育の点ひとつとっても、非常に設計がよいのだということが伺えます。 未納率が全国一低く、待機児童がゼロ。 保育料の価格の設定も、やみくもに安くするのではなく、きちんと運用できる価格に設定されており、県民も、納得してきちんと収めることができるのでしょう。県民の意識レベルも高いことが伺えます。 がんの対策にも、必要十分な予算を割き、それがきちんとした形で成果に結びついているのですね。 地形や気候などを考慮した、それぞれの地域にあった産業のバランスがあり、そこに暮らす人たちが安心し、満足して暮らせるようにすることが、行政や政治の役割ですよね。 私も、富山県に行っていろいろ見聞してみたいなぁ・・・ 成功事例には、よい示唆がたくさんあると思います。 ただ、それぞれの地域には、それぞれの特性があるので、成功事例をそっくり真似たからといってうまくいくとは限りません。 地域特性や現状を考慮し、自分たちの地域に合った理想的な将来像をまず描き、それに向かっていくために必要な、実現可能なプランを立てるべきと思います。