軍艦島へ行ってみた!
長崎半島から西に4.5㎞、長崎港から南西に約18㎞沖合に位置する端島=軍艦島南北に約480m、東西に約160m、周囲約1200m、面積65000㎡海底に炭鉱がある島で、岸壁が島全体を囲い、高層アパートが立ち並ぶ様と外観から、軍艦の「土佐」に似ているため軍艦島と名付けられたとのこと。1890年三菱合資会社の経営で海底炭鉱操業。出炭量の増加に伴い人口も増え、狭い島で最盛期には約5300人もの人が住み、人口密度は、当時の東京都の9倍。エネルギー革命により、時代は石炭から石油へ。出炭量減少に伴い、1974年1月に閉山。1974年4月には無人島となった。2015年、明治日本の産業革命遺産として、世界文化遺産に登録された。石炭産業の歴史を今に伝える世界文化遺産その端島(軍艦島)へ10年ぶりに行ってみた!前回は不運にも上陸できず、今回はリベンジだ!2022年10月中旬穏やかな秋晴れと凪だ。前日に、急遽ネットで調べ、軍艦島を見学できるツアー会社をポチポチ。とりあえず何も考えず、コチラの会社にエントリー。1日2回午前午後と運航しているようだ。風と波の高さ等々、いくつかの条件がクリアされなければ、上陸は不可。朝がいいのか昼がいいのか?コレも運しだい…。なのか?笑とりあえず朝1便を予約することに。料金は4000円だしておつりもらえた。詳しくはHPで確認を。軍艦島上陸クルーズ上陸できるとツアー時間は約3時間。上陸時間はおよそ40分。詳しいガイドもついてこの値段はお得感ありだ。指定席確保、船内からの眺望や座り心地に質を求めるのであれば違うツアー会社を選ぶべきだろう。其々の会社で特色はあるものの、上陸できるかか否かの条件は一緒だ。そして、己の「運」だ!笑さて、乗船までの流れを説明しよう。先ずは狭い事務所で誓約書を記入。その場で料金を支払う。クレジットは使用できず、現金のみだった。スタッフの案内で港まで。事務所から目と鼻の先。横断歩道で信号待ち時間併せても、5分とかからない。駐車場も周辺にいくつかあるので車でお越しの方も大丈夫。因みに私は30分100円のコインパーキングへ駐車できた。乗船する前に必ずトイレは済ませておこう。9時台だと開いている商業施設も少ないので、コンビニでお借りするか、ドラゴンプロムナードという展望台へ上がり、奥まで進むとトイレがある。港の散歩道とググれば出てくるだろう。展望台というだけあって、眺望はいい。乗船するツアー会社の船をパチリ📷準備整ったら、いざ、参らん!船内自由席。1階と2階があるのだが、動画も撮りたかったため、人が映りこまない1階の後方席へ。走り出すと海風がマジ心地いい!港を出発し、左右に色んな名所が見えてくる。小さな島、教会、桟橋等。ガイドが説明してくれているが、海風と波音で聞き取れない。コチラは神ノ島教会と岬のマリア像海の上から連写モードで「ファインダー越しの私の世界」コチラは伊王島にあるカトリック馬込教会長崎の潜伏キリシタンによる独特の宗教的伝統と、それを物語る文化遺産。世界遺産巡礼の旅もいつかやってみたい。長崎の港を出て、30分くらいだろうか?「高島」という島へやってきた。コチラで一同一旦下船となる。下船し軍艦島の模型があるところまで案内される。歩いて5分ぐらいだろうか?ここでガイドからの説明を受ける。とても分かりやす説明だった。そして、軍艦島(模型ではあるが)を俯瞰で見ることで貯炭場、住宅、小中学校、病院などの建物の位置や、当時の島の人の暮らしぶりを理解することができた。所要時間15分~20分程あったであろうか?ガイドの説明は流暢で、とても分かりやすく良かった。ガイドの説明が終わり、一同徒歩で港へ引き返す。再び乗船し、高島出航。今度は2階席へ。海風のあたりは強いが、見晴らしはやはり2階が良い。さて、いよいよ、軍艦島へ参るのだ。お天気上々、風はほぼなし。軍艦島上陸へ向けて、期待大だ。高島を出て数分後、前方に端島が見えてきた。ガイドさんが言ってたが、島の表側と裏側から見る位置で呼び名が違うとのこと。どちら側が「端島」どちら側が「軍艦島」か分からないけど。結局は、軍艦「土佐」に見える側が「軍艦島」でその反対側から見えるのが「端島」なのだろう。そりゃそうだ。笑軍艦に見えない側は軍艦島とは言えないのだから。正式には「端島」とい名称があるのだからね。軍艦島へ近づき、先に上陸している他の船会社の観光船をパチリ📷。豪華なクルーズ船だ。笑出航するのを待つ。いよいよ、我々の番だ!上陸だ!上陸すると3か所ある見学広場でガイドより説明を受ける。ここは第一見学広場前から撮った画像である。貯炭ベルトコンベアーが朽ち果てている。その奥に見えるのは端島小中学校だ。その向こうには端島病院や隔離病棟もある。見学通路は限られているが、間近で見れるコンクリートの廃墟に圧巻。目の前にあるのは崩壊寸前ではなく、崩壊継続中のコンクリート廃墟である。廃墟マニアにはたまらない場所に違わない。廃墟マニア諸君、是非お勧めだ!正面が日本最古の鉄筋コンクリート造30号棟アパートそして向かって左が31号棟アパートだ。↓画像の詳細や詳しい説明は省くが、日本最古の鉄筋コンクリート造アパート。寿命がとっくに過ぎている建物。それを見ることができるのはとても貴重だ。なぜなら、寿命が近くなる前に大抵の建物は壊されるからだ。興奮するあまり、またしても連写。「ファインダー越しの私の世界」時間。コチラは幹部用風呂付の職員社宅。高台にありきっと眺めは最高であろう。右端の白い2階建ての建物が隔離病棟そしてその左隣が端島病院。その奥にあるのが65号棟コの字型になっている65号棟映画進撃の巨人が撮影された場所はこの65号棟前の中庭かもしれない。(たぶん)幾度となくやってきた台風にも負けず、端島神社の祠は未だ存命。↓其々の建物にかつて生活の場があり、実際にここに人が暮らしていたのだ。時代が取り残された空間が長崎に存在している。置いてきぼりにされたコンクリートの町。建物から建物へ。渡り廊下がある為、雨の日は傘が要らなかったそうだ。ガイドからの聞きかじり情報や、実際上陸してみた感想や、ココがこーで、アソコがあーで、と建物について語ったところで、多分、伝わらない。伝えきれない。なのでとりあえず画像だけ残す。興味がある方は、是非、形あるうちに、訪れることをお勧めする。おまけ。9時に出発し12時過ぎに長崎の港へ戻り、腹が減ったので、長崎ちゃんぽんと餃子ランチ。美味しかった。おしまい。端島(軍艦島)を海の上から📷️長崎 #世界文化遺産#進撃の巨人 #廃墟 #長崎 #軍艦島 #島旅 #カメラ旅 pic.twitter.com/xYFiqOaySJ— 卯月 (@uzuki1970) October 16, 2022軍艦島を海の上から📷正面:端島小中学(RC造7階)正面上:端島神社正面右:65号棟(RC造北側9階)右端:端島病院(RC造4階)と隔離病棟(RC造2階)正面左上:幹部社宅(RC造4階)撮影:2022/10#世界文化遺産 #長崎 #廃墟 #軍艦島 #端島 #島旅 #カメラ旅 #離島 pic.twitter.com/uUi2EyohID— 卯月 (@uzuki1970) October 17, 2022コンクリートの建物から建物へ、人々の移動をつなぐ回廊。島民は雨の日も傘が要らなかったらしい。人々の生活があった軍艦島。大正から昭和にかけて造られたコンクリートの建物。炭鉱の島。場所:軍艦島(長崎県)撮影:2022/10 #世界文化遺産 #軍艦島 #端島 #長崎 #廃墟 #炭鉱 pic.twitter.com/HgwId80bMC— 卯月 (@uzuki1970) October 17, 2022#軍艦島 天辺にある高級住宅(団地)幹部職員の風呂付住宅だったそうだ。1810年に石炭が発見される。南北に約480m、東西に160m、周囲1200m、面積65000㎡の小さな島に最盛期約5300人の人が暮らしていた島。1974年1月に閉山。4月には無人島へ。歴史が深すぎて感極まる。#長崎 #廃墟 #世界文化遺産 pic.twitter.com/hWtEhHQwqU— 卯月 (@uzuki1970) October 20, 2022