カテゴリ:大切な家族・友人
中社からバスで5分、奥社の参道の入口に到着しました。 参道は約2キロ、延々まっすぐの道がつづいていきます。 前半の約1キロと、後半の約1キロでは、 まったく雰囲気やエネルギーが違いますが、どちらもものすごく心地よく、 この道を歩くことで、奥社へお参りするための心身エネルギーの準備を 自然におこなっているような感覚をおぼえました。 前半の1キロは、光あふれる優しい道です。 道の両側には、小さなせせらぎがあり、水芭蕉やカタクリの花が、 気持ちよさそうに咲いています。 小鳥のさえずりも、ふんわりとして優しく、 歩いているだけで、心もエネルギーもぐんぐんやわらかくなり、 ほんのりとした清らかな幸せに満ちていくのを感じました。 ほんとうに心地いいです。^ ^ ずっと歩いていくと、真っ赤な随神門に到着します。 このを随神門をくぐると、後半の参道へ。 約500メートルつづく神聖で荘厳な杉並木も、ここから始まります。 父は、この杉並木の雰囲気を味わったあと、参道の入口へ戻っていきました。 昨日までの旅の疲れが足にきてしまったのと、 神社などにあまり興味がないのも手伝って、 「これでもう充分、満喫。ゆっくりお参りしてきてね。」と言って、 さらりと帰っていきました。 マイペースな父らしい行動に、思わず母と笑ってしまいました。笑 後半の参道は、あたたかな神聖さに満ち、 すべてが力強く、懐深く、自分の奥深くのエネルギーや魂が揺さぶられ、 研ぎ澄まされていくのを感じます。 歩きながら、ぐんぐん自分の奥深くに入っていくことができるのです。 参道の横には、清流が流れ、せせらぎの音に癒され、浄化されるのを感じます。 岩は苔がむし、その上にはゼンマイ?!のような植物たちが気持ちよくのびていました。 生命力いっぱいの杉の根。圧倒されました。 杉並木が終わると、急勾配の石段がつづいていきます。 あまりにもこの石段がきついため、参拝を終えて戻ってくる方々に、 「まだ先ですか?あとどれくらいですか?」と訊く方がたくさんいらして、 「あと少しだからがんばって。ゆっくりゆっくり。大丈夫ですよ。」という あたたかな励ましがあちらこちらにあふれています。 参拝前も参拝後も、心がほんとうに温かくなります。 石段の途中には石仏が。澄んだエネルギーに引き寄せられました! 出迎えてくれた狛犬たち。 戸隠神社・奥社の本殿と、霊山・戸隠山。 奥社の本殿の裏には、ひっそりと静かに清らかな滝が流れていました。 こちらは、奥社の隣にたたずむ、九頭龍社。このエネルギーは格別でした。 中社や奥社などを含め、全部で五社ある戸隠神社の中でもっとも古く、 地主の神として戸隠信仰の中心的な存在だったとのこと。 エネルギーが入れ替わっていくような神聖な力強い感覚をおぼえます。 一日ずっと過ごしていたい場所でした。^ ^ 帰りの参道は、東京からの日帰りバスツアーに一人で参加されたという 77歳の女性の方と、ひょんなことから話がはずみ、 その方の今までの人生をシェアいただきながら、 母と一緒に三人で、いっぱいおしゃべりしてまいりました。 この時間もとてもあたたかくて、ほんとうに深くて、 人生について、家族について、生きがいについて、心と体の関係について、 たくさんの大切な真理をいただいてまいりました。 参道の入口付近で、近くの池でのんびり過ごしていた父と合流し、 それぞれの時間や体験をシェアしあいながら、バスの時間までゆっくり過ごし、 長野駅に戻ってまいりました。 長野駅で、一時間ほどお茶をしながら、 「あっという間だったねー。楽しかったねー。」としみじみし旅を振り返り、 次回の日程と場所の候補を挙げながらワクワクしておりました。 その後、特急しなのに乗る父母を見送り、 私は、長野新幹線で東京に帰ってまいりました。 * 盛りだくさんの3日間。 松本城、渋温泉、善光寺、戸隠神社と、パワーあふれる素晴らしい地に 伺えたことはもちろんですが、 なにより、父母とゆっくり語り合ったり、のんびり過ごしたり、 お互いを思いあったりの時間を過ごせたことが、なにより幸せでした。 父や母の、今までの人生の軌跡をあらためてシェアしてもらえたことも、 嬉しかったです! 父母ともに、次の旅行も、とても楽しみにしてくれているので、 またはりきって計画していこうと思います。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.06.05 11:48:57
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