カテゴリ:幸せな時間
敬愛してやまない「円空仏」に逢うことができました。(^-^) 東京国立博物館で開催されている、 特別展「飛騨の円空-千光寺とその周辺の足跡-」にて。 ほんとうは来週、ゆっくり時間をとって行くつもりでしたが、 どうしても「逢いたい!」という気持ちがわきおこり、 ちょっとだけ無理をして、すきま時間をつくり、一時間だけ逢ってまいりました。 でも行って本当によかったです! 素晴らしい時間をいただきました。 「円空」は、江戸時代・初期の修験僧。 北海道から近畿地方まで修行の旅をつづけながら、 その地に生きる人々のために、 その地の人々に求められるままに、 心を込めて祈りを込めて、 約12万体もの仏像を(この数には諸説あるそうですが)彫り上げたそうです。 その仏像たちは、素朴であたたかく、大胆で力強く、 節や年輪、枝があった形跡もそのままに、 まさに樹木神そのもののようでもあります。 すべてをつつみこんでくれるような大らかな優しさと、 穏やかな慈愛の笑顔に触れるたび、 優しい光につつまれるのを感じていました。 恐れ多くも、いつかこのような佇まいになることができたら…と 師として尊崇しています。 今回はとくに、 明るく柔和な微笑みと大きな手が印象的な 「薬師如来立像」(板殿薬師堂蔵)に惹きこまれました。 その大きな両手から伝わってくるあたたかさ、優しさが素晴らしくて。 また逢いに行きたいなぁと思います。 ところで、円空は、 名前や生まれ、宗派をたずねられても、こたえることなく、 自分は山岳において仏とつながって仏像をつくり地神を供養するのみ、 とこたえていたそうです。 その人となりをもっと知りたくなり、ミュージアムショップで売られていた本を 2冊購入して電車の中で一気にななめ読みしました。 伝わってくる自由で大らかな在り様と、 人間味あふれるあたたかさや優しさ、 一貫した信念をもって真理をシンプルに探求しつづけていった姿勢に 「円空仏」が重なり、心が洗われるような感覚をおぼえました。 今度は、円空の思いを感じながら「円空仏」に逢ってこようと思います♪ ※「円空仏」に興味のある方がいましたら、サロンに目録をおいておきますので、 よろしければご覧になってみてくださいね!(*^-^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.08 00:19:05
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