カテゴリ:旅行・観光
朝6時、朝日で目が覚めた。山々が綺麗に朝日に照らし出されている。顔を洗うと水が冷たい。屋久島の水は水道水も美味しい。今日は祖母の法事だ。
先祖の墓参りをした後、おじさんの家でお坊さんに来てもらい読経してもらう。40~50分たったろうか、、正座していた足がかなりしびれて線香供えるときかなり辛かったが、なんとかこれで法事も終わった。生前の祖母のこと、7年前の祖母の死のときのことを返す返す思い出しながら皆で語って昼食を食べた。 法事も終わり、私たちは益救(やく)神社へお参りに行った。母も小さいころ太鼓を舞台で演じたらしい。私も大晦日にはよく従兄弟達と一緒にお参りに行くものだった。母と弟と3人で参ってそして写真を撮った。 港にはちょうど大型客船「ふじ丸」が停泊していた。ちょうど町民体育大会もしており人がたくさんいた。 夕方の最終便で鹿児島へ帰ることから、急ぎ再び祖父の病院へ。祖父は今日も私たちが行ったとき目を覚まして、そして「おおきに。おおきに。(飛行機の時間が迫っているから)はよう戻らんかい。」と昔よく口にしていた言葉で語りかけた。もしかするとこれで会うのが最後になるかもしれないと、母は泣きじゃくりながら「わー(屋久島であなた、お前の意味)元気にしとけよ。必ずまた来るから。父ちゃん絶対元気にしとけよ。」と手を握り締めていた。私もそんな母を見ながら祖父の手を握って「じいちゃん、元気で頑張るんだよ」と語った。93歳の祖父は「よう、おおきにおおきに」と笑顔でベッドから見送ってくれた。母も私も病院を出るまで涙が止まらなかった。 屋久島空港には多くの観光客がいたがみんな登山や観光でお土産をいっぱい下げていた。私たち3人は観光が目的ではなかったので、いつかゆっくり観光にこれたらいいねと話し、搭乗口へ進んだ。帰る私たちからは夕日を背に愛子岳がくっきり見えていた。 朝日を浴びる山々、停泊する大型客船 夕日を浴びる愛子岳(屋久島空港にて)、帰りの鹿児島行き飛行機 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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