ようこそSunny Ｈｏｍｅへ

お風呂嫌いだったRiちゃんの1歳の誕生日に、
ピンクのクマのバススポンジを贈った。
Riちゃんのママから
「ぬいぐるみ気に入ったようで、手に持って遊んでいます。」
と手紙をもらった。
私にも思い出深いクマのバススポンジ。

それはお風呂で使われることはなく、
ピンクぐまちゃん　　と名づけられ、
Riちゃんの一番のお気に入りのぬいぐるみとして、
Riちゃんといつも一緒だった。

Riちゃんのママのお見舞いに行って、
久しぶりにRiちゃんに会った時も、
ピンクぐまちゃんを大事そうに抱えていてくれたことが、
嬉しかった。

この1年半のめまぐるしい環境の変化。
優しい肌触りのピンクぐまちゃんは、
入院したママと離れて過ごす淋しさを埋めてくれる、
戦友だったのかもしれない。

東京と北の街との何回かの往復を繰り返し、
ママと過ごした街を離れ、東京に引っ越してくることになって、
ピンクぐまちゃんはどこかに紛れ、見つからなくなってしまった。

新しい生活にも慣れ、
ピンクぐまちゃんの事を口にする事はほとんどなくなっていたのに…
夏休みに久しぶりに会った兄が、
「久しぶりにピンクぐまの事を口にしたんだけど、どこかでみかけた？」
と言う。

買った店などいろいろ探し回ったが見つからない。
インターネットで調べて、やっと見つかったのが、同じ形の白いクマだった。

そして今日　ベアーバススポンジ　が届いた。
ピンクではないけれど・・・

今度の休みにRiちゃんに届けてあげようと思う。
ママの思い出と一緒に　絶対なくさないで　ってね。