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｢日経新聞読みこなし隊｣は昨日読み終えてしまった。

今日読む本がない。




この本は以前読んだが、(4/21の日記でもご紹介）
なんとなくもう一度読みたくなって、カバンに入れて家を出る。

今日は祝日。
朝の電車は空いていて、ゆっくり読む事が出来た。


｢人間社会にとって、女性は『花』。
花と生まれたからには咲きたい。
そして咲いたからにはいつまでも咲き続けたい。
それが女という生き物じゃないのか。
そして、仕事は女性にとって自分を社会で咲かせる道具・・・」

一度読んだ本だけど、
何かが自分の中ではじけた。


身近な人の死に直面し、
この一年自分の生き方についてどれだけ考えただろう。
同世代で逝ったの彼女は、
まだやりたかったことはいっぱいあっただろうな。

そう思うと、
女性の楽しみであるショッピングや、
ファッションを楽しむ事になんとなく罪悪感を感じたり…。

どこか自分の女性性を否定していたところもあったかもしれない。


私の仕事は物を売る仕事。
ファッションなんてどうでもいいと思っている人から、
誰が物を買いたいと思うだろう。

枯れてちゃいけない。
要、反省。

自分を咲かせて生きられなかったら、生きてる意味が無いんじゃない？

私には私にしか出来ないことがあるはず。
なにも男の人と同じようにやらなくたっていいんだ。
幸い今の職場は、花を添えればまだまだ良くなる可能性はあるとみた。
風はこちらに吹いてきている。

自分を咲かせて生きる事、
それが一生懸命生きる事だよな。


ようやくちゃんと前を見て歩ける気がした。



仕事帰り、あるブランドブティックに寄り、
以前から気になっていたオレンジ色のキーケースを買った。

太陽のように明るく、しっかり前を見て歩けるように。

自分の大切なモノ（カギ＝家族）をしっかり守れるように。


そんな思いを込めて。

くじけそうになったら、
このキーケースを見て、今日の気持ちを思い出そう。