ようこそSunny Ｈｏｍｅへ

早いもので、もう１年たちますね。


Ｒｉちゃんに会ったら、
「去年の昨日、ママはお星様になったんだ。」
と言ってお花を供えてくれました。


「ありがとうございます。」
って握りしめてくれた手のぬくもりは、
今も私の手に残っています。

もっといろいろ話したかったね。
今となっては、叶わないことだけど。

私にはあなたにどんな言葉を掛けたら良かったのか、
わからなかった。
お見舞いに行くことは、
たんに、見舞う側の自己満足なんじゃないかって。

私たちに明日は当たり前のように来るけれど、
病院で過ごすあなたにとって、
明日が来ることは、どれだけ怖かった事でしょう。


今でもあなたの気持ちを思うと、時々胸がつぶれそうになる。
頭ではわかっていても、
気持ちがなかなかついてこなかった。
それでも、ようやく私も前を向いて歩けるようになりました。

きっとこの現実に向き合わなかったら、
私は自分の命や、生きている事の意味に
真剣に向き合う事はなかったかもしれない。


「ありがとう。」
って言わなきゃいけないのは、私の方だったね。


空いてしまったあなたの穴は、
私たちが力を合わせても埋めきれないけど、
Ｒｉちゃんのこと、あなたの分まで抱きしめるからね。