カテゴリ:私の部屋
毎年6月の後半、2週間をマリエッラ先生と10人ぐらいの小学生たちにこの海の家(地下)を貸すことになっている。
今年も同じ予定かという確認+色んな話を電話で交わした。 マリエッラさんは、先生だけれども、姑の旧友、夫が幼いころ育ててもらったこともある、いわば母代りのような存在。 で、私はここ最近何をしたかなどをザーッと話して、最後の最後で先週起ったことを話した。 ローマで子供二人と私が風邪だったので姑が助っ人として助けにきてくれたのはいいのだけれど、そのままナポリに帰って欲しかったのに、海の家に寄って行くことに。 確かに私達の海の家は、ローマ~ナポリの中間地になるのだから寄って行ってくれてもよかったのだけれど、もう車の中で腹を据えるしかなかった。。。 というのは、息子がインフルエンザにかかって、家事も何もできずにローマの家に行ってしまい、海の家は汚いままにしておいたからだ。 姑はいざ家に着くなり、何か叫んでいる。分かっていた、最初からこうなることを。。。 家が汚いあまり、発狂しているのだ。少し気が済むまで、様子を見ようと私も夫も家の中に入ろうとしなかった。 そして1時間ざーっと姑は片付けをして、その後の一言 「まあ、私の家じゃないんだからいいけれど、私だったら死んでるわ!もう少しどうにかしなさい!」と息子(夫)にしかる姑。 「違うんです!私がすべて悪いんです!!!風邪を木曜日からひいて、金曜日から学校を休んで、土、日と子供達とずーーーーっと家にいたから何にもできなかったし、最近いまいち調子が悪かったのもあるし、とにかく夫に言わず私に言ってください!私にも責任がありますから!失礼いたしました!」と言った。 このあと、私も家をこんなに散らかして恥ずかしいという気持と、自分の家なんだから別にいいじゃん!という開き直った気持ちと、怒ってしまった姑に悪いという気持ちでいっぱいだった。 結局、その日の夕方姑はナポリに帰って行った、私は 「ここ数日+今日もどうもありがとう。」 と言って別れたのだけれど、夫から聞くと駅に向かう間、姑も自分がしてしまった行動に反省していたと言っていた。(PSその夜は夫に話しながら少し泣いてしまいました。) でも、もちろん今は姑と仲よくしていますよ。 というのも、この前の月曜日から姑は再びこの海の家にきて、家の片付けをしなければいけなかったからだ。 なぜなら7月、今までとは違う人に家を貸すので、お宅拝見!させてもらいたいということで、家を素敵にしておかないといけなかったら。 ここ最近私は自分の体と心のバランスを保つために、もう子育てが精いっぱいで日々最低限のことしかしなかった。 子育てに力を注いで、後片付けはあとでいい!と思っていたから家中凄いことになっていたのは当たり前。 で、このことをマリエッラさんに言うと、 「あーーーーー、出たーーーーー、つまんないわね~~~、まったく!!!よく聞きなさい。子育ては後にも先にも今しかできないのよ!12歳までが勝負よ!そんな片づけなんてどうでもいいし、家が散らかってて当たり前よ!!!だってあなたはお母さんよ!子供の面倒を見るのが仕事で、家政婦じゃないんだから!家事ができないんだったら、ハウスクリーニングのおばさんにでも頼んできれいにしてもらいなさい!それぐらい子育ては大事なのよ。あの人(我姑)は、きれい好きというか、マニアだからいいのよ!言わせておけば!」 という言葉をもらい、肩の力がスーーーーーーーっと抜けた。 また、夫は40歳になった今でもいう。 「幼い頃もっとお母さんと一緒にいる時間が欲しかった。学校もいい思い出はないよ。夕方最後の最後まで残されて無理やり勉強させられて。」。 そう、姑は前も言ったことがあるけれど、映画の世界の衣装担当だったから、朝から晩まで睡眠時間2時間で働きまくっていた。夫婦は別居で、お父さんにはたまに会う感じ。 かわいそうに一人息子の彼は、ベビーシッターや、マリエッラさん、おばあちゃんなど、お母さん以外の人に育てられたのだ。 だから、今、夫は自分の子供達にいっぱいいっぱい愛情を注いでいるのが目に見える。 子供達に寂しい想いなんて絶対にさせたくない!と思っているに違いないだろうし。 まあ、とにかく、私はマリエッラさんの言葉で元気がいっぱい出てきたし、家も姑のおかげで、ずーーーーーっときれいになって、とっても清々しい気分♪ それにしても、いつになったら子育てと主婦の両立ができるのだろうか??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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