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蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

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カテゴリ:韓流ドラマ&映画
「愛の不時着」にはまりまくって、ただいま「愛の不時着」ロス中です。
再度、リ・ジョンヒョクやユン・セリに会いたくてたまりません。
それで二巡目開始~!!
最初見た時には気づかなかった点や、もう一度見たいシーンをじっくり味わっていきたいと思います。
ネタバレありですので、未見の方はご注意ください。

オープニングはリ・ジョンヒョクとユン・セリがそれぞれの国で生活をしている様子を映しだします。
朝起きて身支度をし、出勤して仕事をし、食事をとり、そして2人の動線が重なり、視線を合わせて…。


北朝鮮の上空から飛び立った鳥は、韓国領空へと飛んでいきます。
地雷の標識と鉄条網に囲まれた場所を難なく飛び越え、ネオンサインの瞬く韓国へと。

最初見た時はそうだとは気付かなかったのですが、この冒頭のシーンが暗示的です。
鳥は人間が作った国境などものともせず、軽々と飛び越えていきます。
一方人間はというと、自分たちが作った境界線を越えることができません。
それが主人公2人を引き裂く原因になるんですよね。
人間とはなんと愚かなことか。

ソウルにいる財閥の令嬢ユン・セリは芸能人と浮名を流しているようす。キャリアウーマンで熱愛ゴシップにも事欠かないようです。しかもそのゴシップでさえビジネスチャンスに変えてしまうところが、なんだか可愛げのないヒロインだな~と思ってしまいましたよ。雫付き合っていた芸能人のことはあまり好きではなかったのかな?とも感じました。

彼女は家族との関係は冷え切っています。
経済犯罪を犯した父親が執行猶予で出所した日、実家に呼ばれますが、父親以外の家族である母親、兄2人とその妻たちには歓迎されていません。セリ自身もそれを知っているため、挨拶を終えてすぐに、踵を返しますが、父親に会社の後継者に指名され、驚きます。
父親以外の家族全員が、非難の目でセリをにらみつけます。

お金持ちでも仕事で成功していても、家族との関係が冷え切っていたら寂しいだろうなと感じるシーンです。セリの孤独を感じました。

翌日、自社の新製品のプロモーションのために、パラグライダーで大空に飛び立つセリ。
順調に飛んでいましたが、急に突風が吹き、前を見ると竜巻が迫ってきています。
セリはあっという間に竜巻にのまれてしまいます。

北朝鮮にいるリ・ジョンヒョクはというと、辺境地帯の警備を担当し、翌日がその交代の日です。
そんな日に、南北国境で盗掘をする北朝鮮人が韓国軍の兵士に捕まっています。

このシーンは緊張しながら見ました。韓国軍と北朝鮮軍が、お互い銃を持ってにらみ合っていますが、言葉は同じ、でも国が違うんです。腕章の国旗の違いが朝鮮半島の悲しい歴史を思い起こさせます。
韓国軍との一発触発の危機を回避し、陣営に戻るリ・ジョンヒョク。

この盗掘をした男たちをめぐって、人民軍保衛部少佐のチョ・チョルガンと衝突するのですが、リ・ジョンヒョクの生真面目さがよくわかるシーンです。

翌朝、見知らぬ場所で目を覚ましたユン・セリは、助けを呼びます。
その声を耳にしたジョンヒョクが、セリの元へ向かいます。
木の上でパラグライダーにぶら下がっているセリを見つけ、銃を向けるジョンヒョク。
彼を見つけ、喜んで手を振るセリ。
しかしジョンヒョクの軍服につけられた北朝鮮の印を見つけ、とまどいます。
ジョンヒョクはセリに降りろと命令します。
かなり高い木の上に引っかかっているのに、それは無理でしょと思ってしまったんですけど、ジョンヒョクは情け容赦なく銃を構え、セリはベルトを外すのですが…。






勢いあまって落下、した先は、リ・ジョンヒョクの腕の中ぽっ
いきなり見せ場、来ました!!
クールに銃を構えていたジョンヒョクでしたが、いきなり女の人が腕の中に飛び込んできたのですから、一瞬顔が放心状態になっていて、可愛かったです~どきどきハート
そしてジョンヒョクとセリが交わす会話が、これまた南北問題てんこ盛りでした。
セリは自分が北朝鮮に来たとは全く思わず、ジョンヒョクが韓国に来たと思っているのです。かみ合わない会話の果てに、北朝鮮に来てしまったことを自覚するセリ。
地雷原を走って逃げようとするセリを止めるジョンヒョクですが、反対に地雷を踏んでしまって万事休す。その間にセリは逃げてしまいます。逃げる間際、セリはジョンヒョクに「顔は私のタイプよ。統一したら、また会いたいわ」と。
いや、すぐ会えるから。大笑い

逃げ惑うセリを第5中隊の面々が追いかけます。
どうやら韓国とは反対の方へと逃げていっている様子のセリ。
哨所へと連絡するも、そこにいた兵士は韓ドラを熱心に見ています。しかもヘッドフォンで。
無線連絡が聞こえるわけありません。彼が見ているドラマは、どうやら「天国の階段」のようです。
私もこのドラマ、夢中になって観たものです。懐かしいわ~。
2003年放送のドラマなので、17年も前のドラマを見ているというわけですよね。
ドラマのセリフを泣きながらつぶやく兵士。
「愛する人たちは再会できる。どんなに遠く離れても、最後には戻ってくる」
これも暗示的。スマイル

哨所の横を走りすぎるセリ。
そして草原へと逃げ込みます。
そこにはオンマからの手紙を泣きながら読む少年兵士の姿が。
この手紙の内容から、北朝鮮の兵役は10年間なのだと知って驚きました。
韓国の兵役期間は2年近くということは知っていたんですが、その5倍ですね。
え?18歳で入隊したら除隊のころは28歳になってるということ?長いですね。びっくり

オンマの手紙を抱きしめて泣く少年は、すぐ近くをセリが走っていくのに気づきません。

一方、韓国では隠密にセリの捜索がされていますが、家族はあまり熱心ではありません。むしろセリの死を望んでいるような態度です。

北朝鮮の森の中でさまようセリ。何度も同じところを歩いています。

その頃、中国瀋陽市では、セリの次兄から大金をだまし取った男が次の高飛び先を探しています。

その夜、盗掘をした男たちが不自然な事故で死にます。
同じ頃、森の中でセリを探す第5中隊の面々。

セリはけがをした足を引きずりながら歩き続け、ようやく人が住んでいる場所へやってきました。
そこで”大韓赤十字社”という文字を見つけ、ようやく韓国にたどり着いたと喜ぶのですが…。

何やら町の様子がおかしいのです。
この時、話をしている女性たちが、後でおなじみのメンバーになるのですが、この時は視聴者の私も初対面なわけで、セリと同じような気持ちになりながら見ています。

急に広場に音楽が流れだし、そこにいた人たちは集まって体操をしはじめます。
子どもたちは整列をして点呼をし、登校していきます。

訝し気に見つめるセリ。

この時の演出が秀逸なんですよね。

停電が解消されてもまだ暗い町、というより村。
言葉が分かっても、話している内容が分からない不安。
一斉に集団で体操をし始める大人たちと、隊列を組んで登校する子どもたち。

未知の世界に対する不安感が感じられます。
私もセリと一緒になって不安があふれてきました。

自分がまだ北朝鮮にいるのだと分かり、驚くセリ。
そこに保衛部少佐のチョ・チョルガンの乗った車が近づいてきます。

絶体絶命のセリを誰かが門の中へと引き入れます。
チョルガンの乗った車は通りすぎていき、門の中では、下矢印




(画像はすべて「愛の不時着」公式HPよりお借りしました)

きゃあ~見どころその2ダブルハートここで続く。

最後はドラマの中の別視点のエピソードが盛り込まれています。
木の上に引っかかっているセリが、トランシーバーで必死に助けを呼んでいる姿を、下から見ているジョンヒョク。セリの姿を見て、硬い表情に笑みがこぼれます。ジョンヒョクのいい笑顔に、こちらまで微笑みたくなるシーンです。





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最終更新日  2020/05/08 12:18:09 AM
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