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カテゴリ:韓流ドラマ&映画
1989年、セリの1歳の誕生日(トルチャンチ)パーティシーンから始まります。
トルチャンチの中でのメインイベント、赤ちゃんの将来を占うトルジャビで、目の前に置かれたさまざまなものの中から、セリがなにをつかむか、みんな注目していました。 セリの目の前に置かれていたのは、お金、聴診器、ノートとペン、糸、木槌などなど。 私はセリのことだから、てっきりお金をつかむんだと思っていました。 が、セリがつかんだのは、なんと父親の手。 30年後を暗示しているようで、セリってやっぱりすごい女性だなとうなってしまいました。 今までの事業で、自らの運とセンスによって常に正しい選択をしていたセリ。 それなのに、北朝鮮で自分の信じた道を選んで逃げたにもかかわらず、その道は韓国に通じてはいなかったのでした。 北朝鮮の村に迷い込み、途方に暮れるセリを、自宅の門に連れこんだリ・ジョンヒョク。 セリは未知の国、北朝鮮で頼れる人は彼しかいないと自覚し、ジョンヒョクに取り入ります。 ここのセリはちょっと苦手です。今まで恋愛経験豊富だったから、ジョンヒョクをウブだと決めつけているところなど、(実際に母胎ソロだったんですけど)ちょっとエラそうだな~と感じてしまって。彼にご飯ある?というのですが、その間ジョンヒョクの心の中では、規則通りにセリを殺すかどうか迷っているのでした。知らぬが仏というか… ジョンヒョクの家の中の様子が興味深かったです。彼の身分の高さからいえば、北朝鮮の標準的な家よりもいい家なんでしょうが、やはり韓国や日本と比べて不便に見えます。 洗面台がないので、洗面器に水を入れ、顔を洗うセリ。 これもいい経験だと考えるあたり、かなりポジティブな考え方のようです。 その間にジョンヒョクは、セリのために料理(カルグクス?)を作っているのでした。 しかしその料理を前にセリが言います。 南のマナーは、ゲストがホストにまず一口あげるのだと。 ひとさじスープをすくって、ジョンヒョクに「あーん」と差し出すのですが、 クールな表情のジョンヒョクは「毒入りだと疑っているのか?」と一言。 あ、そういうことね。私は全く気付かずに、(おなかがすいているのにどうして食べないんだろう?)って思っていたので、敵国に行ったらすぐに死んでしまうパターンですね そんなセリに、スパイかもしれないとジョンヒョクが逆襲します。 韓国で自分がどれだけ有名か知らないからだと言い、インターネットで検索すればすぐわかると答えるセリ。 インターネットはつながらないと言うジョンヒョク。 驚くセリ。いや、私も驚きましたよ。今、インターネットがつながらないところに行ったら、何もできないかもしれない、私。 国中が自分のことを心配しているというセリですが、韓国の家族はそうでもなく、知らぬはセリだけということでしょうか。 昔話の例えを出したり、自分が財閥令嬢だといったりして、ジョンヒョクに取り入ろうとするセリでしたが、全く興味のないジョンヒョク。 もちろんそんなことでなびくジョンヒョクだったら、セリも私も早々に彼に幻滅していたところですが。 その時、門をたたく音がしました。 第5中隊のピョ・チス曹長でした。彼は探していた女は死んでいたので安心してくださいと報告しにやってきたのです。 しかしセリの姿を見て驚きます。 ちょっとおっちょこちょいのチスは、セリがスパイだと言い張ります。 はっきりと否定するセリ。 セリを埋める穴を掘って来るぞと脅すチスに、掘った穴に自分で入れば?言い返すセリ。なかなか気丈な女性だなと感心してしまいました。 そこに第5中隊の他の面々がやってきて、セリと対面し…。 韓国に帰ることができるようにしてくれというセリ。どこまでも強気です。 チスが再び、埋めてしまうと脅すと、言い返すセリ。味方が誰もいない北朝鮮で、自分の要求を主張し、非難する相手を言い負かすセリは強い女性だなとしみじみ思いました。 韓国に帰るための方法を考えるセリに、キム・ジュモクは”船渡し”を提案します。 ジュモクのことをセリが「天国の階段」と呼ぶのが可笑しくて。確かにセリが逃げているときに、「天国の階段」を見ていて逃がしてしまったのですが。チェ・ジウのファンだと分かり、ジュモクに「彼女のサインをあげる」というセリ。喜ぶジュモクに「統一したら」とセリは答えます。ここでも南北問題が顔を出します。 その”船渡し”の日が3日後だと知って、株式総会の日に間に合わせたいのでもっと早くしてくれというセリにジョンヒョクが我々に従えと言い返します。 彼がセリに言い渡した条件は、外出しないこと、話しかけるのも南朝鮮の体制の宣伝も禁止、帰国後ここでのことは口外禁止など。 セリは帰国後は記憶喪失になるから大丈夫だといい、ジュモクは「南朝鮮のドラマは記憶喪失だらけです」と言います。ジュモクは少し昔のドラマをよく見ているようですね。 「資本主義社会に多い病気」というジュモクに、「炭酸飲料の飲みすぎが原因?」と尋ねるウンドンがかわいい~オンマの手紙読んで泣いてたもんね。 ジョンヒョクの出した条件に対し、セリも条件を出します。韓国では1日2回お肉を食べていたから、肉を食べさせろと要求するのです。チスは南朝鮮の生活を美化しているといいます。確かに北朝鮮では飢餓が深刻だと言われているので、1日2回の肉食は信じられないのかもしれません。 ジョンヒョクの住む村にいる女性たち(軍人の妻)が、海辺でキムチ作りをしています。白菜に海水を浸しています。その作業をしながら、話題はジョンヒョクのこと。やっぱりイケメンは人気があります。 彼女たちが用意してくれた食材で、セリのために肉を焼くジョヒョクたち。 セリはキムチ倉を珍しがり、ジュモクが嬉々として説明をします。 かたやジョンヒョクが炭で火おこしをする様子を見てウンドンが感心します。故郷では落ち葉を集めて火を起こしているとか。ジョンヒョクは「君の故郷も近代化する時が来るさ」と答え、それを聞いてセリは「練炭が近代化なら、ガスは近未来ね」と言います。 北朝鮮と韓国の違いが際立つシーン。 食事の後、セリ以外は任務のために外出すると言うので、セリはジョンヒョクの家で一人留守番をすることに。緊急の連絡をするとき用に、ジョンヒョクの事務所に直通の電話を教えてもらいます。 事務所で机に向かい仕事をするジョンヒョクに、シャンプーがない、ボディソープがない、お湯が出ないと何度も電話をしてくるセリ。 クールなジョンヒョクも、セリには振り回されてますね~。 庭のかまどでお湯を沸かし、浴室に運び、ようやく入浴するセリ。 さまざまなシーンで北朝鮮の生活様式を垣間見られて興味深いです。 保衛部に向かうジョンヒョク。彼が入った部屋にはセ・テジュ大佐の他にあのチョ・チョルガン少佐もいます。 大佐がジョンヒョクに韓国の棒コーヒー(スティックコーヒー)を勧めます。 断るジョンヒョクに大佐は「南朝鮮の救援物資だからか?私も最初は抵抗があったが飲んでみたら悪くない味だった」と言います。大佐が抵抗あったのは、敵からもらったものだからのようです。 救援物資がなぜ軍人上層部の机の中に?という点も含めてジョンヒョクが断ったと思われるのに、「甘いものは嫌いなのだな」と勝手に解釈する大佐。 ジョンヒョクの性格、大佐やチョルガンとの考え方の違いなどが浮き彫りになるシーンです。 ジョンヒョクが保衛部に来たのは、盗掘者たちが事故で死んでしまったことを報告するためでした。 その報告は既に受けたと言うチョルガンに、事故か故意かを調査するべきだと言うジョンヒョク。 調査の許可を要求するジョンヒョクに、チョルガンは申請のためにピョンヤンに行けと言います。 ジョンヒョクが退室した後、彼の態度が偉そうだという大佐に、ジョンヒョクの履歴書に家族関係の記載がなく正体不明だと答えるチョルガン。 そして大佐に、口座がまた一つ増えそうだと報告するチョルガン。どうやらセリの次兄をだましたク・スンジュンが関係しているようです。登場人物がいろいろ絡んできて、おもしろくなりそうな予感がするシーンです。(まさにそうなんですけど) そのク・スンジュンは中国で密航斡旋業者のチョン代表と会っています。北朝鮮でほとぼりが冷めるまで身を隠すようです。その時の代金の交渉をしているのですが、最初見た時はぼんやりしていたので、最低ライン2万ドル、最高ライン10万ドルというのを、(まあ高額なんだろうな)としか思っていなかったんですが、このブログを書くにあたり調べてみると、2万ドルなんと2,133,000円10万ドルは10,665,000円でした。1年間で120万ドルだというチョン代表。えっと…約1億2800万円… 至れり尽くせりのサービスなんですが、庶民には想像もできません。 しかしスンジュンは月20万ドル、年間240万ドルといいます。2億5600万円…日本のサラリーマンの生涯年収平均値じゃないですか?これを1年で?時効まで10年いるつもりですよね?こわい、計算するのがこわい。←庶民 夕方、ジョンヒョクの住む村の広場で遊んでいる子どもたちを、母親らが迎えに来ます。みんな帰ってしまって一人でいるウピルの元に、父親のチョン・マンボクがやってきます。ウピルの好きな指輪菓子(ドーナツ?)を持って。どの国も親子の情は同じなんだなと感じるシーンです。 入浴を終えて浴室から出てきたばかりのセリですが、突然の停電に戸惑います。 他の家の人々は慣れたもので、さまざまな工夫を凝らしたランプで食事を始めます。 停電を誰かの企みだと思うセリは、ジョンヒョクに電話をしますが、誰も出ません。 停電が当たり前の世界にいないセリなので無理もありません。 懐中電灯を探すセリの前に、不審な男の影が。 花瓶を持って撃退しようとしたセリの目の前に現れたのはジョンヒョクでした。 あ~よかった。セリが花瓶でジョンヒョクの頭をかち割らなくて。いや、そうなったら、お話がここで終わってるし。 何をしに来たのかというセリに、ろうそくが必要だと答えるジョンヒョク。昼間にセリが入浴の時や寝るときにアルマキャンドルが必要だと言ったのを覚えていて、フツーのろうそくを持ってきてくれたようです。ジョンヒョク優しい なのにセリは「私が言ったのはアルマキャンドルなのに」といって泣き出します。怖かったんだよね、セリ。 こっそり大型バッテリーで電灯をつけているナ・ウォルスク家。夫婦のやり取りから、夫の出世は上司であるテジュ大佐とその妻マ・ヨンエの胸先三寸次第だということがわかります。 ヨンエの家に差し入れを持っていったウォルスクの目に映ったのは、ヨンエのために自転車式の発電機を必死に漕ぐオックムの姿でした。 北朝鮮の電気事情は悪いからこその描写ですよね。 次のシーンで韓国のジムでエアロバイクをするコ・サンア(セリの次兄の妻)の姿が映し出されます。 対照的です。 灯されたろうそくを前に、ジョンヒョクに自分の失踪が分かったら株価が暴落すると涙ながらに語るセリ。全く興味のなかった北朝鮮に来て知らない人の見ている前でなくハメになるなんて嫌になると言うセリを見て、そっとろうそくの芯に指を置くジョンヒョク。 「もう見えない、心配するな」といいます。彼の優しさにしびれるシーン 「災いの後には幸せが来る。きっとなんとかなる」といわれたら、そりゃあ惚れますよね。彼しか頼る人がいないと言うのに。 でもジョンヒョクは明け方にピョンヤンに行くとセリに告げます。 とたんに不安になるセリ。 「いつ帰ってくるの?」と聞くも、「さあ、もう会えないかも。隊員たちがいるから安心しろ」と答えるジョンヒョク。さっきは優しい言葉をかけてくれたのに、なんだかつれない態度のジョンヒョク。母胎ソロのはずなのに、なんだか駆け引き上手じゃあありませんか、ジョンヒョクさん 出ていくジョンヒョクを追い、名前を聞くセリ。 いつか恩返しをしたいからという口実で。 でも「返してもらう恩などない」と冷たく言い放ち、セリの前から去っていくジョンヒョク。 く~、クールすぎます。そんなジョンヒョクも素敵です。 セリはジョンヒョクが去り際に渡してくれた買い物袋を覗きます。 中にはセリが欲しがっていたシャンプーや化粧品が入っていました。下着や消毒薬まで。 昼間、ジョンヒョクが市場で買ってきたものでした。 その買っているときのシーンがかわいいのなんのって。 母胎ソロだから(ひつこい?)女性の化粧品や、ましてブラジャーなどの下着のサイズなどはまったく分からなかった様子で、売り子の女性にサイズを聞かれて、ドギマギしながら適当にと答えるジョンヒョクがめちゃくちゃ可愛いかったです。 セリがケガしているのも知っていて、消毒薬も用意してくれるジョンヒョク。 ケガの手当てをしながら、「何なのよ、本当は優しいくせに」とつぶやくセリ。 翌朝、ピョンヤンに到着するジョンヒョク。 ピョンヤンの町の描写が新鮮でした。 未知の国でもちろん行ったことはありませんし、これからも行く機会があるかどうかわからないところなのですから。 駅についてすぐ、ジョンヒョクは調査課の兵士に連行されてしまいます。 連れてこられた部屋は、拷問部屋のような様子です。 盗掘者が事故死した件で、逆にジョンヒョクが疑われているようです。はめられたと言うべきか。 「この調査自体が非常識だ」と反論するジョンヒョク。 「罪などはいくらでもでっち上げられる」と言い放つ調査官。 ジョンヒョクに暴力をふるおうとしたその時、部屋を覗きに来た調査副官のコ・ミョンソク大佐がジョンヒョクを見て驚き、あわてて助けに来ます。 調査官がミョンソク大佐に、ジョンヒョクは何者かと聞くと返ってきた返事は、「総政治局長の一人息子だ」でした。調査官の驚くようすをみれば、総政治局長とはものすごく高い階級のようです。 ジョンヒョクは北朝鮮のエリートだったわけですね。 あわてた調査官はすぐにチョルガン少佐に連絡します。 総政治局長の息子は2人いたが1人は事故死したので、今はジョンヒョクがひとり息子なのだと。 チョルガンは「あのムヒョクの弟が、リ・ジョンヒョク?」とつぶやき、事故死したらしいジョンヒョクの兄を知っているようです。 ジョンヒョクの家でセリにドラマの行方を尋ねるジュモク。登場人物の死を教えられてショックを受けるジュモクがかわいいです。 その夜、ジョンヒョクはミョンソク大佐にここ数年のうちに起きた不審な交通事故について調査を依頼しています。ジョンヒョクの兄の事故死と関連があるのではないかと考えているようです。 ジョンヒョクの家から帰宅途中の第5中隊メンバーは、抜き打ちの宿泊検問を行うというチョルガン少佐に会います。セリが見つかるかもしれないと不安げな表情の第5中隊の面々。 慌てたピョ・チスはジョンヒョクに連絡します。 知らせを受けたジョンヒョクはミョンソク大佐に車を借り、猛スピードで村を目指すのでした。 どんなに急いでも高速道路を走らないと信号に捕まってしまうじゃない?と思っていたのですが、さにあらず。 交差点ごとに立っている信号機代わりの交通整理員の女性が、次々に連絡を受け、ジョンヒョクの乗っている車のナンバーを見て、ただ1台だけを最優先で通過させるのです。 検問所の兵士も同様です。猛スピードで走ってくるジョンヒョクの車のナンバーを見て、最高位級クラスの高官だとあわて、ジョンヒョクの車が通過できるようにします。 その頃ジョンヒョクの住む村では宿泊検問が行われていました。 脱走兵を探すだけだと思っていたら、隠し持っている韓国製の製品を見つけたり、不倫を暴くことも目的のようです。妻が家族を養うために長距離貿易の仕事をしている間に、寂しいからと不倫をする夫は糾弾されてしかるべし。 ジョンヒョクの家に向かう前に、口紅を塗りなおす班長。そこにやってきたのはチョルガン少佐です。 ピョンヤンに行っていて不在のはずのジョンヒョクの家に灯りが付いていることを不審に思います。 その頃家の中ではセリがジョンヒョクの本棚を見ています。ピアノの楽譜があり、モーツァルトの本の間から、願書やコンサートのパンフレットが出てきます。そこに映っている男性(どうみてもジョンヒョク)を見て、どこかで会ったことがあるような気がすると呟くセリ。 そこへ宿泊検問でやってきたチョルガン少佐らが強引に門を開けて入ってきます。 家探しを始めるチョルガン少佐。キムチ倉の中に隠れていたセリを見つけてしまいます。 セリにピストルをつきつけ、保衛部で調査して何者かを吐かせるというチョルガン少佐。 そこへピョンヤンからあわてて帰ってきたジョンヒョクが到着。ここでも車のナンバーにみんなが驚いています。中国では縁起の良い8がついているナンバーは高いので、お金持ちの証拠だと聞いたことがありますが、北朝鮮ではある特定の車のナンバーは高級幹部の印なんですね。 セリの頭にピストルを突きつけているチョルガン少佐に向かってジョンヒョクはこういいます。 「僕の婚約者に何のマネですか」と。 わ~~~~~~~ こんな絶体絶命の時、セリのことをなんていうのかと思ったら、自分の婚約者って言うなんて。 以前、セリは安楽死をするためにスイスに行っていました。精神的につらく死にたいと思って行ったのですが、観光を勧められます。 高原で、パラグライダーを見つめるセリ。その横にやってきて同じようにパラグライダーを見つめているジョンヒョク。落ちそうになったパラグライダーが再び舞い上がる様子を見て、2人同時に小さな声を上げます。 画像はすべて「愛の不時着」公式サイトからお借りしました 1話でセリがスイスでパラグライダーの免許を取ったと言っていたのはこの時なのかもとか、2話でピアノコンサートのパンフレットを見て、どこかで見たようなといったのは、やはりここでのことなのかとか、いろいろ推測出来て、ドラマにはまってしまうのはこれなんだよな~と納得。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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