カテゴリ:珈琲
失敗と成功の区別というのははっきりしているようで、実は意外と曖昧なものかもしれない。
先日アウベル焙煎キットでローストした珈琲が失敗だと思っていたが、今日グァテマラを 飲んでみると、スペシャルティコーヒーにはさすがにかなわないが、かなりうまかった。 グァテマラらしい甘みと酸味と苦味のバランスがとれていて、スペシャルティに比べて ほんの少しだけ輪郭がぼやけたような、多少の濁りを感じただけだ。 標準レベルのコーヒーとしてはうまいといって間違いない。 どうやら、ローストした後、数日経過しないと本当の味が出てこないようだ。 原因として考えたのは 1.ロースト後20~30分で冷凍庫へ入れたため、水分と二酸化炭素の抜けが悪い 2.燃料が天然ガスで水分を多く含む(カセットコンロでは状況が違った) 3.抽出技術に問題(ロースト直後はドリップが難しい。) これらのうち単独かもしれないし、複合かもしれない。少しずつ調べていこう。 この例に限らず、失敗と成功というのは、後で変わる可能性がある。 歴史上の出来事や人物の評価もそうだ。東方見聞録を書いて当時のイタリアでは ホラ吹きといわれたマルコポーロや地動説のガリレオなどいくらでも例をあげられる。 自分がやったことも、今は失敗だと思っても、後になって意味が出てくることもある。 今は無駄かもしれないと思えても、必要なステップかもしれない。 オールドコーヒーもそうかもしれない。昨日も一日中体調が悪く、ひどい倦怠感と さむけに襲われて、厚着をして毛布に包まっていた。 今日も午前中ずっと寝ていた。午後になってやっと回復してコーヒーを飲んだ。 でも、きっとこの経験が役に立つときが来る。 そう思わないとやってられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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