テーマ:今日のコーヒー(5155)
カテゴリ:珈琲
コーノ式円錐ドリッパーで安定したドリップができるようになるのは難しい。
通常のカリタなどでのドリップとは比較にならないほどブレが発生する。 そのかわり、うまくドリップできたときのうまさは格別だ。ネルドリップに匹敵する。 今日も朝から近所の焙煎店の標準レベルとプレミアム、さらにホリグチのスペシャルティ、 自分で焙煎した標準のエチオピア・シダモをコーノ式でドリップして比較した。 ドリップ技術はまだ安定しないが、珈琲豆のレベルと焙煎技術の差はわかる。 うまくドリップできれば、それぞれの豆が持つ特徴がよくわかる。 アフリカ系の持つ大地の香りというか強いコクと爽やかな酸味などは 標準レベルでもプレミアムでもスペシャルティでも味わうことができる。 ただスペシャルティのあのクリーンな透明感のある味わいはプレミアムにも 標準レベルにも期待できないことがわかった。少し前までは私にもわからなかったが、 最近だんだんわかるようになってきた。透明感があると味が立体的に感じられる。 味に濁りがある場合には、味を固まりとして感じるため少し重いような気がする。 2ヶ月前まではこの重さを珈琲のコクと勘違いしていた。 特に、ホリグチのケニア・ムタロというスペシャルティなどを飲むと、 爽やかな酸味と苦味に加えて、力強いコクがグラデーションのように味わえる。 自分で焙煎したエチオピア・シダモでも口に入れた途端に、ジャスミンのような 香りが、口から鼻へ抜けて、酸味と苦味と大地のようなコクが同時に味わえた。 ただ、やはり標準レベルのせいか、多少の濁り感があるのが惜しい。 やはり最高の珈琲はスペシャルティでしか味わうことができない状況になっている。 標準レベルでは品種や産地が混在しているため仕方が無いらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.10.20 22:02:22
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