前から観たいと思ってた映画を先程観終えた。
私の訪問するブログでもいくつか記事が紹介されており、是非観たいと思っていた作品である。
6億円をかけた原寸大の巨大セットが話題だったこの作品。
さすがに戦闘シーンはハリウッド映画並みの臨場感あふれる素晴らしいものだった。
海に浮かんだ大和、ヨコから眺めたシーンはカッコいいとなる。
だがこの映画は、そういったシーンに魅せられる映画ではない。
観終えた今、切なさが私を包んでいる。
決して作り話でなく過去の事実であることを思うとなおさら切ない気持ちにさせられる。
祖国のためにと戦争に借り出された若者たち…
それぞれに家族や恋人、青春真っ只中の一番楽しい時期に…
自分の思いのままに生きることが許されなかったあの時代。
親や妻、恋人を残して死んで行く覚悟を決める。
生き残っても尚お残る心の深い傷…
兵隊ばかりでなく民間人も多大な犠牲を払った。
ホント辛い世の中だったと思う。
この映画の世界とほぼ同じことが実際に私の親が生まれた頃実際に起こってた。
過去にこんな戦争があったことを改めて実感した。
多大な犠牲の上に成り立ってる今の日本…
「俺たちは日本が生まれ変わるためにその魁として散る」そんな台詞が耳に残る。
平和な今の世の中に生きていることを感謝したい。
そしてあのような過ちは二度と犯してはならないと思う。