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テーマ:DVD映画鑑賞(14143)
カテゴリ:映画
犬神家の一族を観た。
30年ぶりのリメイクということ。 私が子供頃、当時横溝正史さんの小説は流行で次々と映画化、ドラマ化されてた。 私も子供ながらに、そのミステリアスでありながらどこかしら恐怖感をあおる不思議な世界に惹かれ小説はほとんど読んだし、映画館へはさすがに全作足を運ぶ事はできなかったがドラマ化されたものはほとんど観たんだと思う。 「犬神家の一族」「本陣殺人事件」「獄門島」「八つ墓村」「悪魔の手毬唄」などなど内容は別として題名はすぐに思い出された。 そんな中一番記憶に残っているのは「犬神家の一族」…(確か一番最初に映画化されたのがこのタイトルだったと思う)当時はかなりの話題作(私が単に観たかっただけかも?)で私も親にせがんで映画館へ連れて行ってもらった覚えがある。 そんな訳で懐かしいこの映画のリメイク盤を楽しんだ。 さて前置きはこれくらいにして、本作のレビューを… まず金田一耕助役を当時と同じく石坂浩二さんが演じているのはよろしい。自然に物語の中に引き込まれて行く。「おやっ!」という部分はないが当時のそれの記憶のまま物語を思い出しつつ入っていけるのだ。(私の中では金田一は石坂浩二さんか古谷一行さんなんだな) 次は珠世役である。松嶋菜々子さん…いいじゃないですか。 昔のは確か島田陽子さんだったような気…ボートの上で襲われるシーンを思い出してしまった(当時子供だった私にはにはちょっと強烈だったんだな?) 今回の珠世役は松嶋菜々子さんと言うことであぶないシーンはないんだろうな? そんな事は、どうでもよしだな。 映画全体としては、宿の女中役の深田恭子さんも悪くないし、ストーリー展開もテンポ良く一族の人間関係の位置関係もわかりやすく、ストーリーをすでに知っているという事もあるが、犯人に至るまでの流れも見通しが良かったと思う。総体的には充分楽しめる作品ではないでしょうか。 私は懐かしさも手伝い楽しく観終えました。 ただ、惜しいのは、マスク姿の佐清(静馬)の不気味さ加減、作品全体から感じる不気味さ、おぞましさというかその辺のオーラというか…昔の作品の方が勝ってたような気がする。 (子供だったからか、佐清(静馬)がマスクを外すシーンは怖くて見てられなかった記憶があるんだな。) 昔は映像がきれいでない分そう思えたのか?それともその辺がうまかったのか?… でも今30年前の作品を観たらかなり印象は変わってしまうのかもしれない。 何せ当時は子供の感覚だったんだから… 是非、昔の作品も観てみたいものだな。 ところで30年前の作品のDVDはあるんだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.13 22:36:49
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