たわいもないことの大切さ
9月も中旬に入り、着々と帰国準備をしている中、学校の仲のよかった友達が集まって私のお別れ会を開いてくれました。前にもテストが終わったときに打ち上げのバーベキューをやったばかりですが、今回も皆でおいしいネパール料理を食べきれないほど作って盛り上がりました。私も最後なので、日本のカレーライスを作っていきました。 私達は何かあると集まってたわいもないことを話している時間がとても楽しいんです。今日も芸能ネタから嫁姑問題まで日本の友達と変わらない内容でおしゃべりは続きます。すでにビューティーパーラーを開く準備をしている人、私以外に外国行きを考えている人もいて、こうやって皆が集まれるのも今後はなかなかないだろうと思います。子供たちも同じ世代の子ばかりで保育所状態、そりゃーダイナミックに遊んでおりました(笑) 今回私のためにという名目でしたが、あえてお礼の言葉も別れの言葉も言わずに普段と同じように分かれました。私の心の中ではまだまだ彼女達といつものように会えるような気がしていて、「別れ」が迫っているという実感がありません。現実的に考えれば確実にその日が迫っているのですが、私自身も考えたくない、どこか逃げているのかもしれません。 先日毎月日本からの荷物を取りに行っている郵便局の顔なじみになったスタッフに今日で最後だからというと「何?俺達をおいていってしまうのか?!」と冗談めいて言っていましたが、荷物を受け取って郵便局を後にする時はなぜかおセンチになってしまいました。そんな事あり、今回は別れをいうのはやめました。 これから残り少なくなった毎日がお礼周りです。皆「次はいつ来るのか」と訪ねるので答えるのが辛いです。でも皆情深いので、1年前に5,6年ぶりにネパールへ訪れたときも昔の友達は温かく迎えてくれました。こういう人付き合いの温かさが残っているから私はずっとネパールに惹かれているのかもしれません。 またいつかネパールを訪れたときに昨日も会ったかのように何年間のブランクは感じさせず友達に会えると信じています。