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テーマ:愛犬のいる生活(77242)
カテゴリ:うちのキャバリアについて
今日はうれしかったです。
夜、ブルーを連れて散歩に出ました。 公園でトレーニングするとき、私はときどきブルーに「見てっ!」と言います。 いわゆるアイコンタクト、っていうんでしょうか。 犬のトレーナーがどう使っているのか知りませんが、私のイメージではアイコンタクトということばは瞬間的なものだと思っています。 でも、ブルーに「見てっ!」と言うときは、もっと継続的なものを要求しています。 普段の生活では、名前を呼べば犬ってたいていこちらに視線をくれる。 一方トレーニングのときは、もっと空気がピンとした状態にしたい。 誤解のないように断っておくと、それを強制するのではありません。 あくまでも、犬にとって楽しい時間にしてあげたいんです。 犬が飼主をボスと認めるなら、飼主の様子を常に観察しているのは当然のことでしょう。 「見てっ!」は、もう一段上の状態と言えるかもしれません。 …あくまでも私の個人的な区別ですけどね…(笑) *** こうした区別を持つようになったのは、去年の秋に見学した訓練競技会からです。 午後遅く、それぞれのクラスのグループごとに1位が選ばれました。 同じクラスにいくつかのグループがあって、それぞれの1位がひしめいて(?)います。 それで、同じクラスの1位のペア(=指導手とワンコ)たちが集まって、再度演技をしなおす形でそのクラスの最優秀なペアを選ぶ時間があります。 これはクライマックスともいえるため、大勢の観客が一斉にリンクに釘付けになっています。 演技するほうは大緊張の時間でしょう。 この日いちばん印象に残ったのが、アマチュア指導手(つまり普通の飼主さん)のクラスです。 選ばれた1位のペアたちが、演技する前にリンクのすみで待機していました。 競技会主催者側がギャラリーや1位ペアたちにいろいろと説明していて、待機時間はかなり長かったと思います。 私はずっとアマチュアの1位ペアたちを観察していました。 どの犬も、指導手に視線をしょっちゅう送っている。 その中で、際立っている犬がいました。 片時も視線をそらさず、指導手(つまり飼主ですね)にずっと注目している犬。 飼主のほうでは、ほとんど犬に視線を向けません。 彼女はとなりにいるライバルに話しかけられておしゃべりしたり、微笑んだりしています。この飼主だけ、全くと言っていいくらいに自分の犬を見ていませんでした。ほかの飼主は、しゃべりながらも自分の犬をときどき見ているのに。 私には、1組のペア以外は「飼主が犬にアイコンタクトしている」と感じられました。 1組のペアだけが、犬が強い集中力を頑なに維持したまま、目をキラキラさせて、わき目もふらずに飼主を見ているんです!! 飼主は、「自分の犬は絶対に視線をそらしたりしない」という絶対の自信があるように見えました。 本当に感動しましたよ!! 「なんとなくずっとボヤ~っと見ている」犬とは雲泥の差です。 案の定、このペアが最優秀賞をとりました。 *** ずいぶん熱く語ってしまいました。 歩きながら自分にずっと注目して、かつ幸せそうな表情で、そしてしっぽをブンブン振っている。 とにかくこれが理想なんです。 私がなぜ今日はうれしいのか。 ブルーが、今日の脚側行進のトレーニングのときに、ちょっとだけ長い時間(?)そうやってくれたんです! もちろん今までもそんなときはあったのですが、なんていうのか、私が一生懸命気を引いて引いて…それでなんとかそんな素振りを見せる、でもすぐに集中力がフワ~ッと宙を漂う、、、そんなカンジでした。 今晩はちょっとだけ動きが違う気がしたんです。 傍から見たら何も変わらないかもしれません。 だって今までと同じように、右手にごほうびのおやつを持ち、「見てっ!見てっ!」と何度も声をかけ、手で自分の太モモを叩きつづけて、必死にブルーの気を引こうとしていたのですから。 「いったいどこに変化があったの?」と言われても反論できません。 それでも、私の中では大いに違うブルーを感じました。 だから今晩は、幸せな気持ちで眠ることができそうです。 すごいよ、ブルー! 一進一退を繰り返すとは思うけど、できるだけいっしょにがんばっていこうね! そして理想にできるだけ近づこうね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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