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誰にでも「思い込み(ビリーフ)」があります。
でも、なかなか自分の思い込みに気づくことはありません。 無意識に思い込みは存在していて、 私たちはその思い込みのフィルターを通して世の中を見ています。 そのため「やっぱりそうだわ。」という想いはどんどん強化されて、 いつの間にか思い込みは大きく、大きくなって定着してしまいます。 そして、それはあまりに自分の中で”当たり前のこと”として 存在していくので、さらに気づきにくくなります。 あなたのクリックをご協力ください。ありがとうございます!! かく言う私も、思い込みについて学ぶ前は、自分がどんな思い込みを 持っているかさえ、考えたこともありませんでした。 学ぶうちに、私には、「頑張らなければならない。」という思い込みが 根付いているのに気づきました。 人は、小さな頃に思い込みを作りがちです。 それは、子供は未熟で一人では生活できないために、 親から認められなかったり親から拒否される、ということを避けようとするからです。 そこで、子供時代に親が何度も言っていたことや、 親の思い込みをそのまま自分の思い込みにしてしまって いることが多くあります。 私の思い込みは、母が何度も言っていた「今日やれることは今日中にしなさい。」と いう言葉に影響されています。 母はどうしてこんな言葉をよく言っていたのでしょうか? 母は昭和5年生まれ。生きていたら77歳になります。 母は女学校の花の青春時代を戦時下で過ごしました。 まだ、戦争の色が濃くなかったときは、部活動なども楽しめたようですが、 次第にそんなのんきなことができなくなると、 工場や畑で仕事をするのが学校生活だったようです。 15歳のときに戦争が終わり、4年生(16歳)、5年生(17歳)(女学校は5年間)と 過ごして卒業すると、農地改革が待っていました。 地主で農作業は全くしたことのない家庭の末っ子として生まれた母と、 その上の兄だけが農作業を始めることになりました。 上の6人の兄弟姉妹は一度も農作業をしたことなく、蝶よ花よと育てられ、 嫁入り道具も見物客が来るほどの品数だったらしいのですが、 母とその上の兄の二人の時代になると、生活は一変しました。 ましては、時代は戦後。 国中が貧しくて、のんきに楽しむ、という時代ではありません。 母は真面目に農作業に励み、繕い物をしたりする若い日々を送りました。 だから、「今日やれることは今日中にしなさい。」と言っていた母の言葉は 母が若いときに自分に言い聞かせていた言葉だったのです。 そう言い聞かせながら日々を送らないと、翌日の農作業が大変になる、 自分のやらなければならないことが沢山になって結局困るのは自分 という状況だったのです。 子供の頃、私は母の「今日やれることは今日中にしなさい。」という 言葉に影響を受けて、できるだけその通りにしてきました。 「今日の宿題は今日中に。 今日お母さんから言われたことは今日中に。」 結果として、学校の成績も、母の評価もよく、楽に過ごせたのです。 そんな恩恵があったせいか、私は「今日やれることは今日のうちに」という 思い込みをどんどん強化していきました。 しかし、・・・。 それはいいことだけではありませんでした。 今日中にやろうと思っていたことをやらないと、「私ってダメね、今日もやらなかった。」 となり、 目標を達成しても収穫を楽しむ気分にならず、もう頭は次の「やらなければならないこと」に 行っています。 何事にも力が入って楽しめない、という大きな弊害も、もたらしていたのです。 「思い込み=ビリーフ」について、だんだんわかるようになると、 下記のような流れが私にあったことが全部わかるようになってきました。 私は母の言葉に影響を受けて「今日やれることは今日中に」という思い込みを持った 母にはその言葉を言わざるをえないような環境や時代背景があった 私はその思い込みを持つことで恩恵もあった しかし「今の自分ではダメだ」と駆り立てて自分らしさから遠ざかる というデメリットに気づかなかった 母と私は全く違う時代を生きています。 私は母が生きた時代に必要だった思い込みを持つ必要はありません。 気づいたあとの私は、思い込みをこう書き換えることができました。 「今日やれることは今日中にするに越したことはない けれど、今日楽しめることを明日に延ばす必要もない 今日楽しめることは今日楽しみなさい」 思い込みに気づくこと これはあなたがあなたらしさを取り戻すためにとても大切なことです。 あなたはどんな思い込みを持っていますか? ベストライフコーチングでは、このような自己理解のためのセミナーを開催しています。 コーチング講座 自己基盤編 ソース・ワークショップin 福岡、in 熊本 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月11日 17時37分26秒
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