カテゴリ:素敵に生きる心がけ
大野勝彦さんの講演会で(昨日からの続きです)、私の疑問は
少しずつ解けていきました。 母親が病室に入ってくると、 「お母さんがスイッチを切ってたら、手は残ったのに」と言ってしまう。 お母さんがどれだけ心配しているかが痛いほど分かっているのに・・。 子供たちが病室でニコニコしていると、 「お前たちには俺の痛さはわからん!」と声を荒げてしまう。 病院の廊下では泣いていた子供たちが、お父さんの前では笑顔でいようと 頑張ってくれていたことも知らずに・・。 ああ、なんて口はよけいなことを言ってしまうんだ。でも、言わずにはおれない。 どうしよう、そうだ、文字を書こう。 そう大野さんは思われたそうです。 あなたのクリックをご協力ください。ありがとうございます!! 手先がなくなってまだ3日目。 手からまだ血がにじんでいるのに、看護婦さんがとめるのもきかずに ひじに筆をくくりつけて書いたのが、昨日ご紹介した 「大変ご心配をおかけしております。・・・・」という手紙です。 口で言うのを控えようと思ったら、書かずにはおれなかった 3日目にしてこの強靭な精神力!と驚いた私の疑問が少し解けました。 事故に会ってから大野さんが変わったことが2つあるそうです。 一つ目は感謝。 事故にあうまでは、「俺は誰の世話にもならん。一人で生きてみせる。」と 意気込んでいた大野さん。ところが事故にあってからは、何をするにも 人の手を借りないと生きて行けなくなりました。 最初は義手も何もないので、お水を飲んだり、トイレに行ったりするのも 全て誰かのお世話にならないといけません。 今まではお父さんにあまり近寄らなかった子供たちが、お父さんの世話を けなげにするようになりました。奥様やご両親ももちろんそうです。 ああ、なんて有難いんだろう 思わず「ありがとう。」と言うようになりました。 何をしてもらっても、「ありがとう。」 ああ、なんて有難いんだ、本当にありがとう と心から思い始めると、なんだか周りが変わってきたそうです。 目の前の世界が全く違うように見えてきた すると周りの人が自分に近寄ってくるようになった 親切にしてくれる、応援してくれる ああなんて有難いんだ 感謝の心をいつも持つようになったら、世界が変わった これが最初に起こった変化だったそうです。 そして2つめの変化については、また明日、書きますね。 大野勝彦美術館 ワクワクを発見! ソースワークショップ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月10日 22時51分06秒
[素敵に生きる心がけ] カテゴリの最新記事
|
|