成功知能指数SIQコーチの幸せ日記

私は月に2回、ジャズ・ボーカルを習っています。・・・と言うと
たいていの人は、”え？そうなの？意外だね。”というリアクションをされます。
日本的な感じがするらしい私からは、ちょっと想像しにくいようなんです。

それは、さておき、今日のジャズのレッスンは深いものでした。

私はNHKの「プロフェッショナル」を出来るだけ見るようにしていますが、
プロフェッショナルな人たちの共通項に

●熱い心と冷めた頭

というのがあります。


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例えば、燃えたぎる理念を持って救助活動に携わる一方、冷静な判断で対応する
海上保安官の寺門嘉之さん

難民のケアに熱い温かい情熱を持ってあたる一方、受入国との調整を冷静に図る
国連難民高等弁務官事務所ウガンダ・リラ事務所長　高嶋由美子さん

それぞれ別の言葉を使いながらも、同じ「熱い心と冷めた頭」ということを
番組の中でおっしゃっています。


さて、ではなぜジャズの話を冒頭にしたかというと、

実は音楽も「熱い心と冷めた頭」が必要だ、ということを今日のレッスンで体感した
からなんです。

先生が、「今日は、伴奏を聴きながら歌わないで朗読してみて。」と言われ、
最初は、ただ、朗読しました。

「今度は、歌詞の意味を考えながらもっと感情を乗せて朗読してみて。
　声を大きくしたり小さくしたり。トーンを明るくしたり暗くしたり。」

そう言われて、やってみると、まるでさっきの朗読とは違ってきます。


「なかなかいいですよ。違いを掴んだでしょ？それじゃ、今度はその感じを
　掴んだ状態で歌ってみて。」

感情を思いっきり乗せて歌ってみました。感情を思いっきり乗せると
とても気持ちがよくて、酔いしれそうになります。
結果、乗りすぎて、どんどん遅れていきました。ピアノと合わなくなります。
次のフレーズを歌っていなきゃいけないところで、まだ前のフレーズを
歌っている状態です。


「歌はね、”引き寄せて、つき放す”　の。グーッと感情を乗せて引き寄せるけど、
　頭は常にクールに保って遅れないようにするの。Hotな心とCoolな頭が
　必要なのよ。」

「Hot過ぎると、聴いている人は引いてしまうし、Cool過ぎると感動も何もないでしょ。
　両方を持っておくことなのよ。」

ん～、これってプロフェッショナルな人たちの共通項と同じ！！


確かにあんまり熱く歌われると引いてしまうし、上手だけれどなんだか感動しない
という歌もあります。

●熱い心と冷めた頭

これは、全ての仕事に共通して言えることではないでしょうか？
玉三郎さんが本番前日にわざと化粧せずに冷静な心で動きをチェックされる
様子（「プロフェッショナル」）にも同じことを感じます。


熱い心を持ちながら、頭はクールに保つ、そしてさらにその自分を見ている
もう一人の自分を作る

こういうことができる自分になっていきたいと思わされた素敵なひとときでした。


自分がワクワクできることを発見するソース･ワークショップ　7/26・27