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昨日の宮崎駿監督のプロフェッショナル、1時間30分のスペシャル版
を見ました。 素晴らしい内容で、触発されるところが多々ありました。 以前見たもののけ姫のメイキングVTRでもそうでしたが、 色や登場人物の動きなどについて、自分の表現したい色や動きを 細部の微妙な違いを説明しながらスタッフの人たちに伝えていきます。 その姿に、 「神は細部に宿る」 ということを目の前で見ているような気になりました。 あなたのクリックをご協力ください。ありがとうございます!! 昨日の番組の中で、一番びっくりしたのは、絵コンテが途中に関わらず 他の全てが同時進行で進んでいく様子です。 作画はどんどん進み、音楽も出来ていく、レコーディングも進む、 プロデュースも進む、締め切りだけがしっかり決まっている。 これは絵コンテを描く監督としては、相当なプレッシャーだと思います。 しかし、宮崎さんは妥協しない。 自分が描きたいものが何なのか、ずっと自分の内面を探っていきます。 答えは外側にあるのではなく、自分の中にあり、 しかしその答えはなかなか見出すことができない。 もだえ苦しみます。 もう年齢的に無理はできない。 だから健康管理は死活問題なので、ゴミ拾いをしながら毎日歩く。 ゴミ拾いをしながら完全に映画のことを忘れる時間を作る。 そういう努力をしながら、消して安直にストーリーを作りません。 自分が何を表現したいのか悶々とした日々を過ごしながら やっとやっとで答えが出てきます。 自分の内面をずっと見続けることで答えを出す姿に 自分の目指す姿を見ました。 本当に心から納得する答えを出していく どんなプレッシャーがあろうとも、ここだけは妥協するなと 宮崎さんから励まされているようでした。 時間がない、時間がない、と言いながら 自分の描きたい世界に求め続ける姿はかつての手塚治さんとも重なりました。 自分の心の泉から湧き出すものを、描き続ける生き方 溢れるスピードの方が速くて、現実化するのが遅れるほどの豊かな源泉 もう憧れの境地です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月06日 13時50分13秒
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