カテゴリ:自分を知る
昨日、たまたま見たNHK朝ドラ「おひさま」にとてもいいセリフがありました。
主人公の祖母が、主人公の友人、育子に声をかけます。 「大変だったわね。」 すると、育子は、 「いいえ、私なんて。(東京大空襲で)もっと大変な人がいましたから。」 と、首を横に振ります。 あなたのクリックをご協力くだ さい。ありがとうございます!! この後のおばあさんのセリフが、私の心に響きました。 「苦しみの重さは比較して決めるものではないわ。 よその人に比べて、大したことはないと思うことはない。 あなたは大変だった。つらかった。悲しかった。 それだけでいい。 誰かと比べる必要はない。」 ここで、私は深くうなづき、いいセリフだなと思いました。 人と比べて私は大したことはない、と言ってしまうと、自分の感情に 蓋をしてしまうことになります。 しかし、感情はちゃんと扱ってもらうまで、心のどこかでくすぶり続けます。 感情は行き場を求めて、ずっと心の中に住み続け、解放されるのを待っています。 私自身も、理性で理解して、あれはしようがないことだったと封印した経験があります。 その感情は10年くらい、くすぶり続け、思いもかけぬ時に出てきました。 10年経って、その感情に気づき、父に言ったとき、父は「すまなかった。」と 何度も謝ってくれました。 もっと早くこの気持ちに気づいて、父に伝えていれば、もっと素直な会話を もっと沢山していただろうに、と今、思います。 感情は人と比較せず、自分でちゃんと扱ってあげるか否かが 将来に影響を与えます。 悲しいなら、悲しい。 寂しいなら、寂しい。 くやしいなら、くやしい。 嬉しいなら、嬉しい。 ・・・と、自分の気持ちをちゃんと大事に扱ってあげれば、 気持ちは落ち着き、リセットされます。 しかし、人に比べて大したことではない、と封印してしまうと、 そして、そういうことを何度も重ねていくと、 心はどんどん重くなってしまいます。 そして、次第に感情を感じにくくなってしまいます。 ●自分の気持ちを人と比べず、ちゃんと扱う その大事さを見事に表現したセリフだった、と感じました。 ベストライフコーチング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月21日 14時52分00秒
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