近所の同級生のお爺ちゃんは元学校の先生です。
だからと言う訳ではないけれど、自分の孫だけでなく、友達にもキッチリ躾をしてくれます。
その子の家に遊びに行った時は、脱いだ靴をチャンと揃えないと上がらせてもらえません。
出来るようになるまで毎回注意されるようです。
そうやって自然と身体が覚えて、何処に行っても出来るようになるんでしょうね。
でも、家のボウズ・・・家では揃えていませんでした。
玄関の靴はチャンと揃えてあるのですが、普段出入りする所は
商売の関係で出入りが激しく誰も揃えません。
家族がしていないのだから、子供が出来るはずもなく・・・・。
遊ばせて貰うために、その家だけで揃えていた様子。
でも、ずる賢さはないのである日

「○○君の家で遊ぶ時は靴を揃えないと遊ばせてもらえないんだよな～」

はい、家もこれからそうしましょうね～

それからと言うもの、揃えてない靴を見るたびに

「靴、捨てちゃうよ～～～～～」

と声を張り上げる日々。
きっと友達の家に上がる時はキッチリ揃えてるんでしょうけど。
負けていられませんから、根気良く「捨てちゃうよ～～～」を繰り返しました。
いつも間にか言わなくても揃える様になりましたよ。
その友達の家に遊びに行く仲間は、家に来た時もチャンと揃えてます。
たまに、その家に行った事の無い友達が来ると直ぐにわかります。揃えてませんから。

親の躾が・・・・と言われると耳の痛い話ではありますが、
身内以外の人の言葉の方がスンナリと受け入れられると言うのは
小さな子供にはありがちで・・・＾＾；

今はどの子でも平等に叱ってくれる大人が少なくなったといいます。
身内以外の子供に関心が無くなってしまったんでしょうか。
と言うことはそのお爺ちゃんは貴重な存在？
見た目は優しくて腰の低い穏やかなお人です。
でも、最低限のマナー、エチケットは厳しく教える。
ありがたい話ですが・・・・そんな厳しさを奥方や嫁に充分に理解されていないようで、
お爺ちゃんは厳しすぎるとか、そんなのいつか出来るようになると言われ、
ブツブツと愚痴をこぼす事もあるようです。