|
カテゴリ:カテゴリ未分類
何で今 僕は生きてるんだろう
本当は昨日で全部 終わって今日骨だけの存在になってるのに 遺書を書いた 彼女には内緒で共済の掛け捨ての保険入ってた おばあちゃんへ そして 彼女のに保険金渡したかった 遺書の封筒の中に彼女の口座への振込みカード入れた ポケットの中に先日 病院で貰った安定剤と睡眠薬ありったけ 最後に彼女と別れた公園のベンチに座って缶コーヒーで飲んだ ベンチに寝転んでぼんやり夜景を見てた もう一度 彼女の顔が見たくて 部屋に置いてある もう使うことのない携帯の中の写メ フラフラ歩いて自宅に戻った 誰も居なかった おばあちゃんの部屋にある薬箱から おばあちゃんの安定剤と睡眠薬を持ち出した 自分部屋に入って携帯の彼女の写メをぼんやり見てた すごい幸せそうに笑ってた 持ち出した薬をまた飲んだ すごいふわふわして部屋にあったかみそりで手首を切った 不思議に全然 痛くなかった 部屋の電気を切って… 遠くでたくさんの声がした 何か叫んでるし 体を揺さぶられてる気がした 目が覚めると知らない部屋に居た 頭ががんがん痛いし 体が自分の体じゃないみたいにだるかった 見回すとおばあちゃんやおばさんたちが居た 泣いてた 「俺 何でここに居るの…?」 遺書を見たおばあちゃんが警察に届けを出して 僕が部屋に戻ってるのを 警察官が発見したらしい それから救急車で病院に搬送されたらしい 「何で死なしてくれなかったん!」 おじさんに殴られた 「人生なんていくらでもやり直しがきくんだぞ!!」 でもね 地位や財産失くしてどん底でも 僕は平気でやり直すさ 恋愛でもそうさ 普通にまた新しい人と幸せを探すさ そんなこと何度もみんなに言われたさ だけどね 心を失った人間はどうすれば良いの? 本当に普通に幸せを探すならこんな苦しい恋愛なんてしなかった 本当に本当に全てを失ってもいい覚悟があったから彼女との暮らしを選んだんだよ でも 今は全て彼女に否定されて後悔されて憎まれて 怖がられて どう生きれば良いの?毎日 毎日 心が罪悪感で押しつぶされて 心の傷からどくどくと彼女の思い出が流れ出るのを必死で両手で押さえて 僕の覚悟と命は彼女との暮らしの中で成立してたんだよ 夕方 退院して自宅に戻った 警察が来た 僕の様子を見に来た 「もう おばあちゃんの為に死のうなんてするなよ!」 「…ごめん 俺はたぶん…」 警官は呆れていた 僕は本当にもう何もないんだ たぶんそれは他人にはわからない 他人から見れば僕は情けな奴で 愚かだ 僕は強くない弱虫で最悪で 本当に本当に彼女が大好きで 彼女を思い出に変えて生きることをしたくない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 23, 2005 10:16:35 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|