しまなみ海道自転車横断9 伯方島にて
ついに2つ目の島になります。1つ目の島がけっこう長かっただけに気分爽快。大島は山の中を走っているという感じですがずっと海岸線に沿って走っているという海好きにはたまらないルート。さて、伯方島でお昼と目論む私たち、まずは物産店とかアンテナショップらしきものがあったら入ってみようということで情報収集のため周りに目を配りながら自転車を走らせる。10分ほどするとサイクリングロード左手に総合物産店らしきものが目に入ってくる。ここで情報収集しよう。今日は土曜日なんだが土産物フロアには2人の店員さん以外誰もいない。見事にひと気がないなあ・・まずはちらし置き場で情報収集する。この伯方島のサイクリングロードマップと照らし合わせるとサイクリングロード沿いには今居る土産物ショップ以外なにもないようだった。丁度ここから北東方向に港があり、そちらの方に美味しそうなお店は集中しているのだった。そっちまで行くには3,4kmはあるなあ、まあ今日の晩は宿でご馳走が出るんだし、ここですまそう。まだレストランは11時からなので少し早いのだがお店の人に聞いてみたらあと15分くらいだから早めでもいいよと言ってくれた。いつもだったらまだお腹がすかない時間なんだけどもうお腹はぺこぺこだった。せっかくなので伯方島ということで伯方の塩ラーメンとここ近海の旬のたこの唐揚げを2人で分け合って頂いた。おみやげ屋さん付随のレストランなのでまあこんなものだろうという感じかな。塩ラーメンはまろやかな塩味という感じでたこも味があって美味しかった。食品業というならわいからご飯食べてる時も仕事の事がよぎるのは職業病なんだが、ここ2,3年たこはモロッコ海峡のがあまり入らなくなってきているので随分真たこは値上がりしていて、他の種類のたこを使うことが多くなってる。味のあるたこを味わえるのは珍しいなと思った。特に日本人は国産信奉が高いのだがすずめの目から見たら国産が世界一美味く、安全なわけでないのにこだわるのはどうかしてると思ってる。モロッコのたこはやわらかく味があって美味い、しかもコストが安かったので、庶民の味のたこ焼きのたこはモロッコでないとという人もいるくらい。このままではコストが安いだけで味のないたこばかり出回って、大阪の味が消えちゃうんだろうな。っとそんなことが頭の中を回りながらご飯を食べていた。重症だな、こりゃ。そんな事は口には出さないけれど。最初は私たちだけだったが座って10分もしないうちに他のお客さんが何組か入ってきた。みんな塩ラーメンを食べてらっしゃいますな。伯方の塩を買って帰ろうかと思ったのだけれどあまり荷物が増やせないのと大阪のスーパーでも買えると思ったら手が伸びなくなってしまった。さて、お腹もいっぱいになったし、また走るぞ~つづく