ほほえみの扉

　あたたかな日。春です　マフラーも手袋もいらない。

　お昼、東の青空を見上げると、上弦の月が浮かんで見えました。あたたかでした。

　＜No.9 振動　～ハートの輝き＞

　毎晩、寝る前に全身が振動します。眠りと共に、ただ、本来の自分にかえるのでしょう。

　足から、お腹、胸と、下から上へと、身体の状態が、今年になり変わり、

　本来の自分にかえってきている感じです。

　永年慣れていた身体から変わるとき、怖さや必要のないエネルギーが出てきます。

　一時は、好転反応か、しんどーとなります。

　今回はその状態が長く続き、しばらくそんな自分といました。

　いろんな感情も、わさわさと出てきました。

　そんな時

　新潟の友人が、ダンボールいっぱいのオレンジを送ってくました。オレンジの明るい太陽の色と香りで、部屋が明るくなりました。

　あきらめかけていた仕事の連絡も何軒かありました。

　不安でどうしようかと思っていたことも、あっさり解決。

　PTA本部の大仕事もすんなりすみました。

　自分で何もしなくても、私の不安は解決していきました。

　「ほらね大丈夫だろ。宇宙は君の見方さ。」

　そんな声がどこからか聞こえてきました。

　あと少しでこの必要のないエネルギーもなくなるな。そう思った今朝。

　ある尼さんのお家に行きました。

　お庭に、大きな大きな樹があります。

　樹齢約千年のくすのきです。千年前は、平安時代です。

　話しかけてみました。

　「こんにちは　私は、しんどくてどうしたらいいかわかりません。」

　「ただ、そのままでいたらいい。その存在で。」

　そのくすのきは、答えてくれました。

　仕事が終わり、街のざわめきやビル、車の喧騒がたまらなく辛くなりました。

　しばらく、自然のなかへ。

　哲学の道の法然院から、夕陽を眺めました。

　オレンジ色の大きなきれいな太陽は、ぽこぽこと沈んでいきました。

　周りは静かで、木々がありました。

　松の木は、

　「勝手に枝を切られ、高くて届かない上の枯れた枝はそのままさ。いろいろあるさ。」

　そう声が聞こえました。

　しばらくすると、すーと、楽になっていきました。

　ただ、自分の本来の輝きと振動にかえる

　人間だから、心も感情も自我も大切。

　でも、その６０兆個の細胞とその核にあるDNAの３０億の情報の全てが

　ひとりひとりが、ただ、その輝きと振動になったとき

　この地球に素晴らしい奇跡が起こると

　私は信じる

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