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カテゴリ:女社長奮闘シリーズ
私が、結婚式の司会をはじめたのは25歳でした。
結婚して帰郷・・・・・ 田舎にはプロ司会者という職種は普及していませんでした。 帰郷したものの・・・・・ 仕事が無い!! これが現実でした。 自分で売り込み!結婚式場、ホテル等でで使っていただけることになりました。 25歳の私には怖いものなど何もありませんでした。 「当たって見なきゃ~」の行動力です。 今では2000組を越えるウエディングのお手伝いが出来ました。 その中でも特に印象に残っている披露宴があります。 式の1週間前に、新郎のお父様が急死されたのです。 2人は悩みましたが、結婚式は行われる事になりました。 何故かと・・・ お父様が、式でお礼のご挨拶をする為に「お礼文」を書き記していたからです。 お2人の希望で、その文面をプロジェクタースクリーンに映し それを新郎が代読したのです。 新郎は、涙することも無く「たんたん」と代読をしていました。 最後までしっかりと、お父様のお礼を皆様にお伝えすることが出来ました。 私は何もコメントできず・・・・・・ この時ほど「言葉」があることを悲しく思った事はありませんでした。 美しい言葉! 綺麗な日本語!心に響く言葉!・・・・ そのどれも言葉にならない。。 本当に辛い結婚披露宴でした。 お2人の良き日にお手伝いが出来ました事を感謝し、精一杯努めさせていただきました。 この日から、私の言葉に対する意識は変わりました。 必要な時に、さりげなくお二人に、そしてお客様に語りたい。。。と これからも・・・ずっと・・・・ 有難うございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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