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カテゴリ:医療
がん治療って早く確立してほしいものです。以前胃潰瘍で手術しても助からなかった時代がありますが、今は医学の進歩で薬で治るようになりました。がんも治癒率を高くなる時代いつくるのでしょうか?下記はがん患者さん達の治療に対する声です
がん難民:全国で70万人 医師の説明に不満、転院繰り返す--NPO試算 ◇「治療方針に納得できない」 がん患者の半数は、医師による最初の治療方針の説明に不満を抱くか、納得できる治療方針を選べなかったと考えていることが、NPO法人「日本医療政策機構」(代表理事、黒川清・内閣特別顧問)の調査で分かった。同機構はこうした患者を、よりよい治療を求めてさまよう「がん難民」と定義、全国で約70万人に達すると試算した。 東京大が昨年1~6月、がん患者会などを対象に実施したアンケートから、患者1186人分の回答を抽出し、がんの種類などが偏らないよう補正して分析した。 その結果、「納得できる治療方針を選択できなかった」か「最初の治療説明に不満足だった」と回答した「がん難民」が全体の53%を占めた。 受診した病院数を比較すると、「がん難民」は平均3・02病院で、それ以外の患者(1・95病院)の1・55倍になった。 「がん難民」の保険診療費(自己負担分)は平均年間141万円で同1・47倍、通院費などを含む総医療費は年間305万円で同1・72倍になっていた。最初にがんと診断された時の医師の説明時間は平均19分で、がん難民以外の患者の平均28分より少なかった。 また、治療方針を決める際、理解できるまで繰り返し医師に説明を求めた患者は、がん難民で24%、それ以外の患者は65%と差があった。 保険診療費の差から試算すると、がん難民の不満が解消されれば、現在のがん医療費総額の2割にあたる年間5200億円が削減できるという。 同機構の近藤正晃ジェームス事務局長は「がん難民の背景に、医師の説明時間の短さがあることが分かった。政府は、難民解消の経済効果を踏まえた対策を打ち出すべきだ」と訴えている。【山田大輔】 毎日新聞 2006年12月8日 東京朝刊 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.09 11:48:22
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